パリは秋風が吹き始めました

猛暑が続く中、皆さま、お変わりございませんか。

パリは、秋の気配を感じるようになりました。

 

日本は、台風の影響で、海での事故も多いですが、悪天候の時は、無理をしないようにして下さい。

大型台風が日本列島に向かっているそうですから、くれぐれもお気を付けてお過ごし下さい。

 

バカンスでヨーロッパを散策したり、島に泳ぎに行ったりすることは、とても楽しい時間ではありますが、それでも旅行から帰宅すると、いつも無事に帰ることが出来てよかった、と安堵します。

事故はいつ起こるか予期出来ない事ですから、旅行中平穏無事に過ごすことが出来るようにといつも願っております。

 

さて、パリの生活も3週間となりました。

芝刈り機が故障しましたので、新しいのを購入し、昨日届きました。

暑さで悲鳴を上げたのかしら?

 

パリの家の周辺の人たちは、一旦帰宅して、またすぐ次のバカンスに出かけた人たちもいらっしゃいます。

大々的な家族のイベントだからなのかも知れませんが、どなたが今年はどこに旅行したかを挨拶を交わす度に話して下さいますので、分かりますが、日本ではお隣さんにマンションの入り口でばったりお会いしても、会釈するだけで、それほどの仲でもない限り、「今年のバカンスはシチリア島に行ったけれど、素晴らしかったわ。2週間の予定があまりに気持ちがよいので、1週間延ばして3週間ゆっくりしていたの。」とは話しませんが、本当に仏人たちは、バカンスのために生きているんだな、と実感しますが、楽しそうに話すので、パワーをもらえるのは確かです。

そして、彼女たちが話すことで、フランス人は平気で自慢する、得意げになる人種だと思っていますので、違和感を感じません。

それでも、渡仏直後は、あまりに自分をアピールするので、驚きましたが…

 

「自分だけ自慢しているようで…」とか言った感覚はないのでしょうね。

日本人は、相手がどう思うかしら?と気にして他人と会話をしますが、まずは楽しかった伝達を素直にするというのは、フランスの伝統ですから、お互いに何も気にならないのでしょう。

自慢し合って、翌年のバカンス候補を考えるのかも知れませんね。

 

昨年も立ち話をしていて、「ところであなたはバカンスはどちらへ?」とおっしゃたので、「カナリア諸島のフェルトベントゥラ島に行きました。」と話せば、「そうそう、私たちも来年行きたいと思っていたところなのよ。素晴らしい景色のようね。」と、一体どの辺のホテルがよいか、ホテルのバイキングの内容はどうだったかなど、このやり取りがしばらく続きますが、長年住んでいますと、これが当たり前になってきます。

 

ところで、フランスの友人が、ハイドンの「天地創造」に出演するから練習を始めるという話を聞いて、とても懐かしく思いました。

私個人的には、大好きな曲で、ハイドンのチェロ協奏曲も2曲とも大好きですし、「音楽の父」と言われながらも、モーツァルトやベートーヴェンの偉大さに隠れてしまいがちですが、「天地創造」は、オラトリオで、天使が語り、神について物語ります。

オラトリオ「四季」と共に、集大成の2曲です。

私は、大学時代に、はじめて、東京カテドラル聖マリア大聖堂で聴きましたが、もう素晴らしくて圧倒されました。

 

ハイドンと言えば思い出すのは、亡くなる数日前の事だと聞いていますが、ウィーンに滞在していましたから、フランス革命後、ナポレオン軍がウィーンに攻めてきていましたが時、フランスの大尉スミニーが、わざわざハイドンの家を訪ねてきたそうです。

大尉は、ハイドンの大ファンであったので、「四季」のテノールの一節を、ハイドンの前で歌い、二人は抱き合ったという話は有名ですが、見事な歌声にハイドンは涙を流したそうです。

素敵なお話です。

 

フランス人の好きなところは、バカンスの楽しみ方、と前回のブログで申し上げましたが、それ以上に、とても寛容な人種であること、そのために、我が子たちが楽しい学生生活を送ることが出来ました。

特に、音楽が出来る事で、皆から大切に思われて、30年間、意地悪されずに過ごせた事に、心から感謝しています。

顔が違っても出来る事を妬んだり羨んだりせずに、素直に評価してくれる国であると思います。

コンセルヴァトワール時代でも、勝ち気な東洋人やロシア人は、やはりフランス人とは違い、素直に喜んではくれませんでしたから、その点では、フランス人の気質を学ぶべきだと思います。

フェスティバルに代表で選ばれると、フランス人仲間は、「ブラボー!頑張ってね!」と声を掛けてくれますが、仲がよかったロシア人は、その日から無視していたそうです。

上手なチェリストでしたから、余程悔しかったのだとは思いますが、友情が簡単に崩れてしまうのは、残念です。

 

本当に、芸術は、国境を越え、人の心を美しく結び合わせる力があるのですから、素晴らしいですね。

 

音楽は、敵味方は関係ないのです。

素晴らしいと思えば、素直に応援すべき事だと思います。

 

何とか、音楽の力で、世界が平和になりますように、と祈っても、中々実現出来ず、とても空しい気持ちになります。

 

では、夏休み後半を楽しくお過ごし下さい。

 


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