もう弥生だというのに…
皆さま、お元気でいらっしゃいますか。
世界が、新型コロナウイルス肺炎の感染者の増加に怯えています。
フランスでも数日間で、うなぎ上りに感染者が増え、今日だけで、40人も増加しています。
本日、フランス政府は、挨拶の握手を禁止しましたが、中々習慣という物は、簡単に止められないと思います。
不思議なのは、このような時にも、まだパリ市内では、毎週土曜日に、デモが続いているという事実です。
今日もたくさんの人たちが沿道でデモを行っていました。
そして、何と、マスク姿の人は全くいません!
いつものように、皆が接近して立ち話を平気でしていますから、今後は、このままでは、益々コロナウイルス肺炎の感染が広がっていく一方だと思います。
パリでコロナウイルス患者で亡くなった1人目の方は、中国の武漢からの観光旅行者でしたが、一昨日2人目の死亡が確認されたのは、はじめてフランス人でした。
最近は、パリのラファイエットデパートには、中国人ばかりです。
ブランド品を買いあさっているのもほとんどが中国人ですから、今後は知らぬ間に、広まっていくと思います。
本当に恐ろしい事です。
ヨーロッパでは、イタリアがダントツにコロナウイルス肺炎に掛かっている患者さんは多いですが、昨日のニュースでは、イタリア人のおじいさんが、「パスタがどこにもないよ!まるで、第二次世界大戦の時みたいじゃないか!どこの棚にもないんだよ!」と大声を出していましたが、皆が、パスタを買い込んだのでしょうか…
そして、今日、フランスは、イタリアとの国境を封鎖致しました。
EUの国通しは自由に行き来出来ますから、これは良案だと思います。
ところで、日本も同じような現象が起きてきているようですね。
トイレットペーパーや箱ティッシュなど、デマだというのに、買い込んでいるところが、日本のネットで流さられていました。
娘もその情報を聞き、デマでもどちらにしてもストックがなくなっているから、とネットスーパーで買おうとしましたら、すべて在庫切れだったとか…
とても信じられないような事が起きているようです。
ところで、イベントやコンサートも中止になり、主催者とアーティストたちの落胆を思うだけで、とても息苦しくなります。
中止ではなく、何とか延期が出来るよう、祈っております。
本当に可哀そうでなりません。
レ・クロッシュの5月3日の東京公演も他人事ではございません。
これから先の感染力次第だと思います。
また、小中高校が休校になることで、児童生徒の学力だけではなく、親の仕事の事、給食関係の人たちの損害など、計り知れない損失により、多くの方たちが苦しんでいらっしゃると思います。
もちろん、コロナウイルス肺炎が緩和して、早急に終息して欲しいと願っているものの、あまりにも負担が大きすぎますね。
明日から3月、旧暦では、弥生です。
弥生とは、新暦3月の別名としても用いられています。
弥生の由来は、「草木がいよいよ生い茂る月」、まさに、立春から少しずつ春らしい明るさとなり、3月になれば、草木が元気に育っていきます。
そういう自然の幸せを味わえる時期に、今の現状と比べますととても悲しい気持ちになりますが、何とか頑張って今の生活に耐えて欲しいと思います。
皆さま、ビバルディ「四季」より“春”のメロディを思い浮かべましょう。
そして、モーツァルト「春のあこがれ」を歌いましょう。
気持ちだけでも明るくいられるように努力したいと思います。
どん底よりも下はありませんので、上向きになるよう、心から祈ることの致しましょう。
では、皆さま、お元気にお過ごし下さい。
- 2020.02.29 Saturday
- -
- 23:32
- comments(0)
- -
- -
- -
- by europa-artist