帰国日を変更致しました

皆さま、如何お過ごしでしょうか。

朝から晩まで、コロナウイルス感染の話題で疲れが出てきているのではないでしょうか。

私自身、かなりコロナ疲労が出ております。

 

フランスの感染状況は、イタリア程ではありませんが、日に日に急激に感染者は増加して居ります。

 

今週から、フランス全土のレストラン、カフェ、映画館、劇場などが閉鎖されてしまいましたので、状況が変わりました。

70歳以上の人は家に閉じこもり、絶対に外出をしないように、そして、子供に会わないように、とまで言われてしまい、これは、大変な事態になりました。

 

イタリアは、経済的な事から、EUからの指示で、医療施設をかなり縮小したために、急増するコロナ感染患者においては、高齢者が後回しになり、若者優先での治療だと聞いていますが、フランスはどうなのかまだ確認はしておりません。

 

イタリアやスペインそしてドイツなども同じだと思いますが、フランス人たちは、中国と日本では、コロナウイルス感染の事を深刻になっている時でも、地球の裏側での出来事で別にこちらには深く関係ない、的な気持ちがありました。

能天気な人種ですから、それも分かりますが、デモでも先週ようやく1メートル半離れなければならない、という政府からの通達をかなりの人が守っていましたが、その前の週までは、マスクなし、まだ握手をして、立ち止まって話し合っていました。

先週まで、ディスコなど危険な場所、オペラ座やコンサートもずっと開催されていました。

 

日本人は衛生面でもヨーロッパの人たちとは違いますから、感染は進んでいますが、ヨーロッパほど感染が広まっていません。

北イタリアは、中国人をたくさん雇って、イタリアブランドを作っていましたし、その人数が多かった事と、春節で自国に戻り、ウイルスを体につけてのお土産付きで中国人労働者がイタリアに戻った事で事態は悪化したのだと確信しています。そして、相当感染が広がるまで、コロナが若者は無症状の人たちも多かったわけですし、気付かないうちにあっという間にコロナウイルスが広まっていって、医療が追い付かないほどまでなってしまった、という事ではないでしょうか。

 

「美」と「衛生」は、全く違います。

渡仏してまず感動しましたのは、アルザス地方の町に咲く花壇の美しい事、各家庭の庭作りが素敵な事、そして、各家庭のキッチンやサロンには、綺麗に飾られているだけで、余計な物がなく、棚や引き出しにきちんとキッチン用品が収められている事、それを目にした瞬間、日本人も見習わなければ、と思ったものです。

 

ところが、子供たちを現地の幼稚園から小学校に通わせてみて、驚いたことは、タオルやハンカチを各自が持たない事、トイレには、煮しまったようなタオルが一枚掛けてあり、皆がそれを使用する事、トイレのあとに手を洗ない子たち、もちろん大人たちもですが、多い事、おやつの時間が午前10時から20分間休みにありますが、手を洗わないでパンを頂く子、りんご一つカバンの中に入れてきて、ジーンズの腰のところでこすって拭いて食べる習慣は、実際に映画で観たシーンそのままであり、実際に日常となるとビックリしました。

私が学校に用事があり出かけたのが偶然おやつの時間だったことがあるのですが、「マダムウスク こんにちは!これ食べてもいいですよ。私は、もうお腹いっぱいだから!」と芯が飛び出たかじりかけのリンゴを渡してくれるのです…

最初は冗談でしているのかと思ったら、そうではないのです。愛情たっぷりの親切で声を掛けてくれているのです。

 

先生たちに日本的な素敵なハンカチをプレゼントしますとどの方たちも大喜びしてくれましたが、ハンカチは各自が手を拭くことに使うわけではなく、鼻に充てて、すごい音を立てて鼻をかむ事に使ってしまい、それをズボンのポケットに入れる姿に、内心がっかりしました。

 

このような衛生面で問題のある国では、コロナウイルスもあっという間に、握手やハグとは別に、感染が広がってしまうのではないかと思います。

すべてお国柄ですし、「郷に入っては郷に従え」と言われても、絶対に譲れないものは、清潔である日本人にはあります。

日本人でよかった、と思う瞬間は度々訪れます。

 

それでも、フランスのハグの挨拶のお蔭で、私たちは寂しい思いをせず、在仏生活を楽しく仲良く暮らすことが出来たのだろう、とも考えます。この挨拶があったからこそ、たくさんのフランス人たちと親密になることが出来、家族のように親しくお付き合いをさせてもらいました。

スキンシップの愛情によって、私たちは、とても居心地の良いフランス生活を送らせてもらった事は事実であり、今でも感謝しています。

すべて一長一短ですが、今のように、コロナ感染が広がっている現実を知れば、日本の衛生面がどれだけ大切であるか、お辞儀の挨拶に留めて置くことが役立っているのか、を痛切に感じる次第です。

 

実は、4月帰国予定でしたが、ANA便のパリ羽田間の飛行機は、今週から運航状況が変わりまして、便数が少なくなります。

それは、観光客たちがそろそろ帰国し、新たに、春休みを利用してパリ観光を考えていた方たちもキャンセルをしたからなのでしょう。

また、息子のコンサートもコロナにより延期又は中止になりましたし、年に一度の3月28日のここの界隈の総会も6月に延期されましたので、ANAと相談して、3月23日の便は出るそうですので、予定よりも早くに帰国することに致しました。

空港でコロナウイルスに移る確率も日に日に増えていくはずです。

24日も26日も欠航が決まりましたので、4月もどうなるか分かりません。

 

あと1週間後には、パリを発つという事ですが、ラファイエットデパートでいつもお土産を買う事にしていますが、閉店になっていますし、年寄りは、家から絶対に出ない事、70歳まではまだ少しありますが、似たようなものでしょう。

という事で、とにかく着の身着のままで、帰国することに致します。

 

今回は、息子が子供時代に使用していました、チェロ教材やフランスで購入しました大好きなシャンペンやワイングラスなども運んで帰ろうかと考えていますので、少しずつ荷造りをしたいと思っています。

 

タクシーも東洋人は拒否された、と聞きましたので、心配になりましたが、いつもよくしてくれている仲の良いタクシー会社ですから、日程を変更しても気持ちよく引き受けて下さいました。

やれやれです。

これで、一応あとは、空港内と機内の中で何とかコロナウイルス感染をしない事を祈って、帰国の日まで仕事をすることにいたします。

機内の12時間がかなり心配です…

 

私共は、今月14日で渡仏生活34年目に入った事を前回のブログでお知らせ致しましたが、私共も子供たちも最高の渡仏生活を良い時期に送ることが出来たと思っています。

たくさんの温かい友人に囲まれ、今でも小・中学校の先生たちから、そして、パリ音楽院の教授やアーティストまで、温かい言葉を掛けて下さいます。

人間関係で差別やいじめは、自分自身の生き方をも変えてしまう事になりますから、とても私たちの境遇に感謝しております。

 

今回大分片付けが終り、そろそろパリの我が家を売りに出す準備が整ったところで、コロナウイルス感染でそれどころではなくなりました。

この時期はどうにもなりませんし、赤の他人の仏人は、日本人が使った家をどう思うか…などの事を考えますと、そう簡単な事ではないと思いますが、とにかく、一週間で何とかお掃除と片づけ、そして荷造りをして帰国致します。

 

では、皆さま、くれぐれもご注意をなさられて、お元気にお過ごし下さい。

 


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