今年は閏年です
皆さま、お変わりございませんか。
ようやく風が落ち着きましたが、北風の影響で寒い日が続きました。
本年はうるう年のために、29日までございます。
何となく1日得をしたような気持ちで嬉しいです。
毎年思うことですが、2月の一ケ月間が数日少ないだけで、とても短く感じます。
昨日は、はじめて経堂のとても趣がある素敵な小ホールを見学に伺いました。
この数年は、渋谷にございます、ノナカ・アンナホールにて、サポート ミュージック ソサイエティ主催の「若き巨匠シリーズ」でレ・クロッシュ クリスマスコンサートをさせて頂きましたが、今年の12月は、ドイツ在住のピアニストの方がクリスマス時期にご帰国になり、コンサートを開催されたいということで、今冬は違うホール、それもアットホームな場所で週末に利用させて頂ける場所を探しておりました。
とても素敵なホールでレ・クロッシュの二人も満足しておりましたので、2024年12月14日(土)に予約をさせて頂きました。
ホールのオーナーS様は、昨年のピティナ町田支部の会合でお目に掛かりました時に、建築士のご主人様が設計されたホールの事をお伺い致しまして、一度見学をさせて頂きたいと思っておりました。
経堂の駅から6分ということで、道に迷ってしまうかしら?と思いましたが、農大通りを5分間歩き最初の信号を右に曲がるとすぐに
レンガ色のホールが見えてきましたので、問題なく辿り着きました。
想像以上に素晴らしい会場で、舞台の部分は天井が高く、とても音色が綺麗に響きます。
スタインウェイとベーゼンドルファーの2台の試弾をさせて頂きましたが、どちらもよい状態のピアノでしたので、感激しました。
オーナー様と立ち話をして、一番驚きました事は、福島のご主人様に嫁いだため、東北大震災の被災者でいらっしゃるとのお話に驚きました。
ご親族を6人も津波に飲まれてしまったとのお話、ご本人たちも下着一枚持つことが出来ずにお家が流された事などをお聞きしまして、胸が痛くなりました。そして、奥様のご実家の経堂で今は生活をされていることなど、大変なご経験をなさられたのに、気丈にご立派に生きていらっしゃることに感動致しました。
私の周囲には、宮城の公演の主催者ご夫妻、福島公演の主催者ご夫妻とも長いお付き合いをさせて頂いておりますが、共通していることは、とても心優しく、物事をとてもしっかり考えていらっしゃる方たちですから、私は東北の方たちとコンサートを通じて知り合えました事のご縁にいつも感謝致しております。
昨日も、大変なご経験をなさられたにも関わらず、穏やかで素敵なピアノの先生とお話が出来ました事をこれもご縁だと存じますが、感謝して帰って参りました。
そして、ご子息の福島の学校が、遺体安置書になったとのお話を聞き、当時の津波の凄さをまた思い出すきっかけとなりました。
東北大震災は、2011年3月11日の出来事ですから、もうすぐ13年になります。
福島公演主催の須賀川のE先生のご自宅の被害状況をみて、孫は地震の恐ろしさを知りましたが、昨年お尋ねいたしました時は、家を建て替えて素敵なお家にお住まいでした。
13年という月日を色々な思いで過ごされ、必死で頑張っていらっしゃる事、底力で頑張って乗り越えていらっしゃる方たちにただただ感動致します。
今年の元日に起きました、能登半島地震で被害に遭われた方たちは、まだご不便な生活を強いられていると聞きます。
東北の方たちが乗り越えられたように、一日も早く復旧復興が進みますように、と祈るばかりです。
若ければ少しでもお役に立ちたい気持ちでございますが、私のような人間が行くことで、益々足手まといで皆さまにご迷惑をお掛けする事になると思いますので、義援金だけは微力ながらさせて頂いております。
珠洲の海の美しさと時折ふと思い出しますが、何とか頑張って欲しいです。
ところで、2024年5月4日のレ・クロッシュ リサイタルのチラシは、個人宛や楽器店宛などには大分投函させて頂いておりますが、音楽大学関係には、今は年度末でお忙しい時期ですので、もうしばらく致しましたらお送りするつもりでおります。
「今月のメッセージ」にチラシデータがございますので、ご利用くださいませ。
もし、チラシの郵送をご希望の方は、コンタクトページ又はメールにてご連絡くださいませ。
では、もうすぐ桃の節句です。
3月3日は、孫を囲んでの賑やかなパーティを企画してくれていますので、楽しみです。
では、皆さまに取りまして、3月も素敵な月となりますようお祈り申し上げます。
- 2024.02.29 Thursday
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- 12:35
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- by europa-artist