皆さま、急に寒さが厳しくなりましたが、如何お過ごしでございますか。
お正月の生活を楽しんでいましたら、もう半月近く経ってしまいました。
皆さまは、お正月気分は抜けて、すっかり普段の生活に戻りましたでしょうか。
私は、いつまでもお正月気分から抜けられないで居ります。
しかし、やるべき仕事が多いので、楽しみながらも、一生懸命仕事も進めています。
あと2週間でパリに戻ります関係で、今月は色々な方にお目に掛かります。
前回のブログに記載しましたが、今年の新春コンサートは、友人のコーラスのコンサートでした。
紀尾井ホールでしたので、その前に、ホテル ニュー・オータニで大学時代の友人たちとランチを楽しみながら、話題は次から次へと発展し、とても楽しいひと時でした。
12時に待ち合わせをしましたのに、コンサートの18時開演まで話題は尽きる事がありませんでした。
コンサートもとても楽しく、男声合唱の声の厚みと倍音の通る響きを羨ましく思いましたり、女声合唱のベールのようなソフトな響きに感動しましたり、アカペラの美しさをさすがと思いつつ、伴奏がない歌の出はじめと最後の声の揃いの処理の難しさを痛切に感じさせられたり・・・と色々考えながら、聴かせてもらう事が出来ました。
フランスでも、ソロ、室内楽、オーケストラのコンサートに足を運びましても、コーラスは、教会のオラトリオぐらいで、日本の歌曲の美しさは、味わえませんから、大変楽しませてもらう事ができ、よかったです。
女声合唱は東京、男声合唱は大阪、と違った団体が交互に披露して下さいましたから、なお楽しかったのだと思います。
パリでも大阪出身の人たちばかり永住していらっしゃいますが、大阪人の明るさと面白さがパリの生活にすぐ馴染んでしまうのでしょう。
私は東京出身ではありますが、宇宙人的なところがあるので、周囲からは、フランスでなくても世界どこででも大丈夫!、と言われています。
適応力がある方なのかも知れませんね。
ところで、弱音が美しくホールの最後部まで届くこと、これは楽器も声楽と同じで、自然体であることが最も重要ですね。
フォルテの強い音もムキになってがむしゃらに乱暴に弾いても音はホールの後ろまで響いてきません。
それよりも、どう弾くことが強く響くのかを体や腕の弛緩の方法をよく研究して、考える事が必要なのですね。
今受験生にそのことを理解させようと、試行錯誤で説明しています。
小さいお部屋でガンガン弾けば大きく聴こえてくるので、自分自身の音に満足してしまいがちですが、実際には、上半身の弛緩がとても大切な事なのです。
歌の場合も、下半身の安定と上半身の自然体の出来不出来で、かなり変わってきます。
さて、1月15日は、レ・クロッシュ の2017年初のコンサートとなります。
埼玉県で開催されます。
週末は寒さが厳しいそうですので、どうぞご自愛下さいませ。
コメント