すっかり秋らしい気候になりました

皆さま、お元気でいらっしゃいますか?
日本は大分気温が落ち着いてきたそうですが、パリも昨日から秋らしい気候になりました。

9月に入りますと、パリオペラ座をはじめ、パリ管弦楽団やラジオフランス管弦楽団などの定期演奏会のご案内が、次々とメールや郵送で送られてきます。
「芸術の秋」ですし、鑑賞したい気持ちは山々なのですが、音楽仲間たちは、先日ノートルダム寺院の近くでテロを計画していた事もあり、しばらくは止めた方がいいわね、とおっしゃっていますし、確かに帰宅するまで、ドキドキしながら早歩きで帰ってくるのも残念ですので、しばらくの間は止める事にしました。

コンサートだけでなく、そのあとにカフェでおしゃべりしたり、コンサート前にディナーをしたりするのも楽しみの一つなのですが、レストランで寛ぎながらも、周囲の動きばかり気にして過ごすのは、やはり落ち着きません。
もしもの事があった時の事を考えますと、家でゆっくりレコード鑑賞したり、DVD鑑賞することにしました。

ところで、今週から、フランス人のご招待客が週末ごとにいらっしゃいますので、帰国までの週末は、大忙しです。
何度もお招きしているご夫妻ばかりですので、日本食の何がお好きかも全部知り尽くしている仲ですから、問題はないですが、皆さま、とても大食家でいらっしゃいますので、楽しい時間を過ごせるように、明日から頑張らなければなりません。

多くのフランス人からお招きを受けましたので、そろそろお返しをしなければなりません。

先日は、大勢の方をお招きするパーティーを開きました折に、パエリアを作りましたら、多くの方が何度もお代わりをして召し上がって下さいました。
エビフライを10個以上召し上がった方もいらっしゃいましたし、日本人の胃の大きさとは違いますね。
日本食に拘らず、色々なメニューに挑戦し、おもてなしをすることに致します。
私は、暴飲暴食で、毎日ビールもワインも相当量飲んでしまいますし、大食家ですが、フランス人の大食家には足元にも及びません。
クレタ島でも、一週間の間、ホテルでは、朝から晩までアルコールやソフトドリンクが飲み放題でしたので、調子に乗ってかなり飲みましたが、フランス人の方たちから比べたら飲んだうちに入りません…

日本もそろそろ「芸術の秋」でウキウキされている方もいらっしゃるのでしょうね。
日本は、平日の午後7時開演という会場が多いですから、終演時間も9時前後が多いのですが、ヨーロッパの開演時間は遅く、フランスは、8時半開演という会場がほとんどです。
いつもオーケストラの団員さんたちは、大変だろうな〜と思いますが、まずディナーをゆっくりしてからという事になりますから、開演が遅くなります。
特にテロ事件が多発している時期は、余計に躊躇してしまうのです。
夏と違い、陽も短くなってきていますし、お客様が減ってしまうのは、避けられない事だと思います。

息子がパリ音楽院時代にオケの本番がある時は、打ち上げをしてくると、必ず午前さまでした。
演奏する方も聴く方も翌日に響いてしまいます。

昨日は、中秋の名月でしたので、たくさんおだんごを作りました。
これは、フランス人は召し上がりませんので、我が家でせっせと頂きました。

では、楽しい秋をお過ごし下さい。

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