今地方都市のトゥールーズ、ナンシー、リヨン地域の人たちはバカンスに入っていますので、パリも活気があります。
日本レストランにも最近はフランス人が多く出入りしています。
日本食ブームだからなのでしょうが、お箸を上手に使っている人が多いのには驚かされます。
ヨーロッパは中華レストランが昔から多かったので、お箸はそこでマスターしたのかもしれませんね。
ところで、”とらやパリ店”は、1980年オープンしたので、今年30周年を迎えたそうです。
きっかけは、「フランス人は料理にまめをたくさん使うそうだから、餡にも抵抗ないだろう〜」という発想でスタートしたそうですが、実際にはフランス人のお豆料理は塩味で、甘く似て食べる習慣はないので、当初の淡い期待はすぐ裏切られ、甘い豆が美味しいお菓子として受けいられるまでには長い道のりだった、との事です。
何でも最初は予期しない結果になり大変ですね。ヨーロッパ アーティストも予想外のことばかりですが、頑張らないといけませんね。
また”とらやパリ店”の話に戻りますが、羊羹を前に「これは黒い石鹸ですか?」と仏人からの質問を当初は受けていたという事ですけれど、今ではフランス人の和菓子ファンが増えていっています。
パリ地区の和食店約600店のフランス人が欠かせないデザートに、あずきが添えられた抹茶のアイス、羊羹、どら焼きが「甘く煮た豆」の美味しさを知るきっかけになり、それから順調に伸びていったそうです。
特に、近年の健康志向から、世界一の長寿国、日本の食生活への関心が高まり、お米、豆腐、味噌、海藻などの関心が持たれ、よいイメージが定着したからという事でもあるんですね〜
30周年を迎えて、パリ支配人は、和菓子の和は、平和の「和」、人と人をつなぐ「和」でもあり、日本を代表する平和で友好的なアンバサダーとして、これからも和菓子が世界に愛され、活躍していくことを願ってやみません、という事です。
何でも時代の運という事はありますが、地道に目標に向かって頑張る事が大事なのでしょうね。
音楽家も、「地道に頑張れば必ず開ける!」と信じて頑張る事にしましょう。
羊羹やどらやき、美しい和菓子は、「上質な味」と「美」そして幸せな時間を提供するということは、これもコンサート企画と同じ目標ですね。
ヨーロッパ アーティストは、「上質な味」と「美」では負けない、そして幸せな時間を提供できるように日々努力したいと思っています。
あと数時間でこのパソコンを閉じます。
まだまだパリでの仕事が残っていますので、今から頑張ります!
今度は日本からのブログになりますが、時差もありちょっと時間が空いてしまうかも・・・
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