皆さま、お変わりございませんか。
パリの気温は、ロシアの寒波の影響で、今週は大変低いです。
-5℃でも寒い!と感じるのですから、-20℃だとどれだけ寒いのでしょう。
想像しただけで、ゾッとしてしまいます。
以前、サンクト・ペテルブルグ、子供たちのリサイタルとオーケストラとの共演に、3月と10月に参りましたが、夜はかなり冷え込んで寒くて驚きました。
通訳の方が、2月は-20℃まで低くなる日がありますから、家を出ようと思っても扉が氷でへばりつてしまっているので、まずはお湯を流して開閉できる状態にしてからでないと出掛けられません、とおっしゃっていました。
彼女は、北海道出身なのでこの寒さに耐えられますが、東京の寒さしか味わっていない人たちは耐えられないのではないかしら?と話していました。
私も札幌生活を2年しているはずなのですが、それだけではダメそうです。
寒いのが苦手です。
もう明日から3月ですから、早く暖かくなって欲しいです。
庭のクロッカスも昨年3月になり暖かくなったので、つぼみを出した途端に、真冬の寒さに戻った時、全くクロッカスのつぼみは、そのままの状態でびくともしなくなったその可愛い姿を思いだしてしまいました。
近所の方たちは、相変わらずご親切に、車で一緒にショッピングに連れて行って下さるので、寒い時期は本当に助かります。
娘と孫がパリに来るまでに、友人たちをディナーに招く事になっていますので、これも例年の行事のようになっていますが、これから少し忙しくなりそうです。
お蔭様で、孫は、無事にミュージカル公演が2月25日に終わりましたが、毎日ジュニアキャストたちと一緒に練習して楽しんだせいか、「みんな、今頃何しているのかな〜」とちょっと気が抜けてしまったようです。
昨日は、久々にスイミングスクールに行ったそうですが、「ミュージカルの練習で行く事が出来なかったけれど、忘れていなかったわ〜」と楽しんでレッスンを受けたそうです。
さて、ピアノを独り占めできるのもあと少しですから、頑張って成果を上げたいと思います。
指を動かしていると、脳の奥が刺激されているようで、とても心地よいです。
自分の耳だけを信じて、毎日研鑽に励んでおります。
ここでの生活の贅沢は、サロンから見える、庭の木々の芽吹きを前にして、夕日の沈むのを確認しながらピアノを弾けることでしょうか。
あと響きが良いという事ですね。
東京のマンションの中での練習は、中々こういう自然の中でゆったりした気持ちになれないのが問題です。
ドビュッシーも毎日子供時代、カンヌの海を観て暮らしていましたが、自分で黙って静かに自然の中で想像する世界を広げ、ピアノに向かうと、ピアノの音と対話しながら楽しんで練習していたのでしょうね。
今の時代は、とても情報が多く、慌ただしい生活そのものが、音楽に取りましては邪魔をしているようです。
ゆったりした気持ちで楽器を奏でる事が、ムキになって練習するよりもずっと”音楽”を学ぶためには効果的です。
スポーツ精神と芸術を磨くというところは、違いそうですね。
本当に、平昌オリンピックは、心から楽しませてもらいました。
素晴らしかった!の一言です。
元気をもらう事が出来ました。
選手たちの根性を少し見習いたいです。
では、もうすぐ桃の節句ですね。
日本の素敵な行事を満喫して下さい。
我が家にも孫を喜ばせるために準備をした、可愛いお雛様を飾りました。
フランス人たちが毎年大喜びして下さいます。
まだ、寒さが厳しいそうですので、どうぞくれぐれもお体を大切になさいませ。
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