皆さま、残暑が厳しいそうですが、如何お過ごしですか。
もうすぐ夏休みが終わりますね。
久しぶりに家族で、1986年より住んでおりました、アルザス地方へ旅行しました。
懐かしい土地に行きますと、タイムスリップしたようで、幸せな気持ちなれます。
初日は、まずロレーヌ地方のナンシーに寄りました。
何度か訪れましたが、2007年の「ナンシー国際音楽フェスティバル」の折に、8月3日〜6日までの間、レ・クロッシュの二人が、ナンシーのホールにて、5公演連続で行いました、とても懐かしい場所でもあります。
2007年に、レ・クロッシュの”演奏旅行記”を見つけましたので、下記にアドレスを記します。
今回久しぶりにスタニスラス広場に行きましたが、依然と建造物は変わっていませんでしたものの、中国人が結構いて驚きました。
アルザス地方には、ほとんどいませんでしたが、日本人ツアー客はかなりいらっしゃいました。
ナンシーでは、今回もプチ・トランで町を回りました。
夕方には、アルザス コルマールの”フランスのおばあさま”の家にお邪魔する予定でしたので、午後3時には、出発しました。
もう少しゆっくり散策をしたかったのですが、予定がございますので、先を急ぎました。
予定通り、今年93歳のロットおばあさまのお宅に伺いました。
私たちは1階でロットさんは、3階に住んでいらっしゃいましたが、今も同じマンションにお住まいです。
庭の隣に流れる下流で、当時のように、白鳥親子に会うことが出来、皆大喜びでした。
今年も5羽雛をかえしたそうですが、今年は3羽しか育たなかったそうです。
親子5羽が仲良く家の前を泳いでいる姿は、依然と変わっていませんでした。
当時から今日までずっと白鳥が泳いでいる、と聞き、嬉しくなりました。
このマンションは、渡仏してから7年間住み、その後は、音出しが自由な一戸建てに引っ越しました。
2階の方の奥様が看護婦さんでしたので、夜勤のある日はピアノやチェロを弾かないで欲しいと言われてしまいましたが、今思いますと、よい選択だったと思います。
コルマールの町並みは、住んでいたころに比べ活気がありました。
当時の観光客のほとんどがドイツ人でしたのに、今は世界からコルマールに訪れるそうです。
”ヨーロッパ一素敵な町に”をモットーに町をあげて頑張っているとのことですが、確かにプチベニスの小舟から見える町並みに感動し、皆さん、口々に感激して大声をあげていました。
ちょっと夏は賑やかすぎるようにも思えますが、より可愛く美しい町に変身していました。
ドイツとの国境のライン川まで足を運びましたが、白鳥の群れは相変わらずいて、優雅な川でした。
孫は自分で食べるよりも、白鳥にクッキーをあげるのに忙しがっていましたが、本当に心から楽しんでいたので、連れてきてよかったと思いました。
ライン川には、当時、週末によく連れてきて、ランチをしましたが、今は公園が出来、遊具がたくさんありました。
ドイツ側には、船のレストランが作られたために、白鳥はみなフランス側に移り住んでしまったようです。
ストラスブルグの遊覧船もいつも満席で早めに予約をしないといけない程でしたが、1時間15分、存分に歴史を感じながらの観光が出来ました。
カテドラルの壮大さにも、感動しました。
これほどだったとは…ステンドグラスにも改めて感心しました。
その日の夜、娘が中学時代お世話になりました、仏語のエルド先生宅に、家族でお招きを受けていましたので、伺いましたが、先生はお元気そうで、嬉しかったです。
ご主人さまとお嬢さんが、お食事のセッティングをして下さっていました。
エルド先生は、あと2年でご定年との事でしたが、依然と変わらず、はつらつとしていらっしゃいました。
私に向かって、「よく出来たフランスの生徒たちが今でもメールや便りをくれるのですが、仏文法は難しいため、忘れてしまったりスぺールの間違えがあってがっかりするのですが、20年間メールや手紙のやり取りを真紀子としていて、一度も間違えた事がないので、驚いています。」と話されました。
きちんと仏語の勉強をしていた事が今でも役立っていると思い、嬉しく思いました。
楽しい経験を色々して、帰宅しました。
レコーディングをした曲中心ではありますが、週末には”サマーコンサート”でしたので、休憩する暇はありませんでした。
それでも、多くの方たちに楽しんでもらう事が出来、よかったです。
今、娘は、ようやく荷物整理を始めています。
火曜日には、帰国しますので、海外バッグを広げて、せっせと入れています。
私は、10月19日に帰国致しますので、あと1ヶ月半程はパリでの生活となります。
では、残暑が厳しいそうですので、くれぐれもご自愛下さいませ。
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