クリスマスの飾りつけとフランスの愚痴・・・

秋も深まってまいりましたが、如何お過ごしですか。
気温が高い事は地球温暖化を考えますと恐ろしいですが、今年は暖かい日が多いので日常の生活はとても楽です。

クリスマスの飾りつけがはじまり、チョコレート専門店やデパートには、ノエル (クリスマス) のチョコレートが並ぶようになりました。
昔は、寒い寒いヨーロッパで、このノエルの楽しい催しの準備にみんな胸を膨らませていたのでしょうね。
もちろん今もですが、楽しい事が少なかった時代は余計だと思います。

先日ショッピングにいきましたら、クリスマスプレゼント用のおもちゃがもう並んでいました。
その中でも特に目立ったのが、ヨーロッパキティの製品です。
あらゆる物がそろっているので驚きました。
我が子たちが学校に通っている時は、イタリアやイギリスに行くとキティの文房具用品が出回っていましたが、フランスにはほとんどありませんでした。
今や子供から大人までキティを身につけています。

今週は、健康保険の更新手続きのために用紙を取りに行き、書類を埋め、滞在許可証や公共料金ののコピーなどを揃えてようやく郵送しました。
海外にいて手続きが煩わしい事はすでにお話していますが、フランスの場合特にルーズな面が多いので困ります。
入っているはずの用紙がないので電話すれば、「入っていないなら取りにきて下さい。」ですから・・・

モーツァルトの時代からフランスは色々な面でルーズだったようです。
アマデウスは、父のレオポルドにパリから宛てた手紙に、名作フルートとハープのための協奏曲 K.299 を作曲したのに、「依頼人のド・ギーヌ公からまだお金をもらっていないから、月末までにきちんと支払ってもらわなければならない。」と書き送っていたという事です。
当時からルーズな人種なのでしょう。

日本人の伴奏ピアニストも仏人に頼まれてもまず心配なのは、すぐ支払ってくれるかどうかという事だと話してくれました。
色々理由をつけて支払ってくれないから、家まで行って催促しようとすると居留守を使う、と言って困っている知人がいました。

みんながみんなというわけではなく、中には礼儀正しくきちんとして下さる方もいますが、だらしない人が多いのは確かです。
私の周囲にはいい人たちがたくさんいますが、それでも、枝切りの良いのを購入して切っていると、それを貸してほしいと近所の方に言われました。
それで貸してあげると一週間しても返してくれないので、催促に行くと、「ああ、もちろんお返ししますよ。今日は私たちも枝を切らないから持っていって下さい。でも明日は夫がまた続きを切るので持って来て下さいね。」と言われ???
一体誰の枝切り?って思ってしまいます。
別に悪気はない人たちなのですが、そういう場面に出くわすと、日本人はやっぱりきちんとしていていいな〜と思います。

”常識”とは、人間が勝手に決めた約束事ですが、どうもこの厚かましい神経には、いつになっても付いていけません。

逆にこちらがうっかり約束を忘れても全く怒られないので、それは助かりますが、やはり規律がちゃんとしている方がいいですよね。

では、今週も素敵な一週間でありますように!

コメント

タイトルとURLをコピーしました