暑い日が続いていますが、お元気でいらっしゃいますか?
いよいよ、”サマーフェスティバル”まで、2週間です!
毎日暑い中、外出していますが、何となくこの湿度にも少しずつ慣れてきました。
乾燥地帯にいますと、汗腺の状態に変化がでるようで、湿度の重さに押しつぶされそうでしたが、大分平気になってきました。
昨日は、息子のチェロとハープとの初合わせが銀座であったので、出かけました。
名曲の「白鳥」「タイスの瞑想曲」など、ハープの伴奏で合わすデュオの響きは、とってもおしゃれで心地よく聴こえました。
秋のコンサートが楽しみです。
今日は、横浜へ出かけました。7月12日 (月) に学校コンサートがあるので、その練習とサマ―フェスティバルの練習で、相変わらず私は譜めくりのためです。
ところで、ヨーロッパ アーティストのブログに、まず第1部にご出演のアーティストさんからインタヴューを始めましたが、お答えになさられない方(練習でお忙しいのかも・・・)がいらっしゃるので、今日は宇宿直彰(うすくなおあき)にインタヴューに出てもらう事にしました。
●フランスに滞在しているという事ですが、何歳の時からフランスに住んでいますか?
宇宿直彰:僕は父の仕事の関係で、4歳の時にフランスのアルザス地方に住んでいました。今はパリに住んでいますが、音楽院のために引っ越しました。
●日本の教育は受けていないのですか?
宇宿直彰:はい。日本では幼稚園にもまだ通っていない年でしたので、フランスで現地の一貫教育のクリスチャンの幼稚園そして学校に通いました。
●チェロは何歳からはじめたのですか?そして、チェロの魅力は?
宇宿直彰:アルザス地方コルマール市コンセルヴァトワール(音楽学校)で6歳から学びました。
体に合った大きさではないという事から、コンセルヴァトワールのピアノ科は、7歳にならなければピアノがはじめられないのです。
それで、ピアノは家で母に習って、コンセルヴァトワールではチェロから開始しました。
僕は、もともとチェロの音が特別に好きでした。
心臓に自分の音がビンビン響いてくる感覚というか感触がたまらなく好きだったんです。
それで、何となくずっと続けていました。レッスンが大好きでした。
今も、こんな素晴らしいチェロという楽器に出会う事が出来て最高の幸せ者だと思っています。
チェロの魅力は、とにかく”素晴らしい音色と響き”を持ち合わせた最高の楽器です!
●音楽家になろうと決めたきっかけは?
宇宿直彰:それは、姉の影響だと思います。子供の時から室内楽を姉と一緒に合わせて、コンセルヴァトワールのホールや町のコンサート会場でよく弾く機会がありました。
一番のきっかけになったのは、当時35歳位の神父さん & ヴァイオリニストから話があって、姉のピアノと僕のチェロのトリオのアンサンブルでコンサート活動をはじめるようになってから、チェロに夢中になりました。
そして、姉と同じように音楽の道に進みたいと真剣に考えるようにまりました。
当時のビデオを観ると、ヴァイオリニストのジョンは、身長が195cmあったので、僕はまだ中学の頃は小さくて145cmぐらいだったんです。隣の椅子で弾いていても親子みたいに違っていて・・・(笑)
でも、ジョンはやっぱり大人だったから音楽の知識がとても豊富でした。
そこで、随分音楽の曲作りなど自然に勉強させてもらえたからよかったんだと思います。
先生に教えてもらっているのとは違って、兄貴に知識を入れ込んでもらったっていう感じでした。
今でも時々連絡くれますし、当時は、ディズニーランドのドイツ版みたいな”ヨーロッパ パーク”にも一緒に連れていってもらってジェットコスターがジョンは好きだったので、一緒に楽しんだりしました。
こういう豊かな経験が今の僕を支えてくれているんだと思います。
そして今、僕は多くの方に音楽を聴いてもらって、好きになってもらいたいし、音楽の力で多くの方を幸せにしてあげたいと願っています。
そのために音楽家はいるんだ、と思っています。
音楽の一音一音が意味を持つので、丁寧に音を仕上げて素敵な音楽を奏でたいです。
●確かにそうですね。でも本当にいい時期によい経験ができてよかったですね。
ところで、今回の”サマ―フェスティバル”での聴きどころは?
宇宿直彰:今回は、7月21日の第1部では、フランスの名曲を中心に演奏しまして、7月27日は、今回のピアノ伴奏をしてくれます、泉ゆりのさんとソロ & デュオリサイタルをします。
僕はフランクのソナタ、泉さんは、デュティーユのソナタを弾きます。
かなり長めの曲ですが、どちらもフランスの作曲家です。
フォーレのようなイメージではないですが、とても素敵な曲なんです。
●今日は有難うございました。
宇宿直彰:有難うございました。是非皆さまに聴いて頂きたいと思います。
●そうですね。多くの方たちが”サマ―フェスティバル”に足を運んで下さるといいですね!
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