今日は暖かい一日でした。
コンサートというのは、聴きに行く時は朝から、どんな演奏を聴かせてくれるのかしら?と胸が弾むのですが、コンサートに出演する側になると、中々ウキウキ気分になれません。
朝からいつもとは違ってソワソワしてしまいます。
ホールに入る時間から換算して、美容室に行ったり、ドレス、靴や装飾品まで忘れ物がないように気を配って点検します。
特に楽譜の確認は念入りにに行わなければなりません。
これは、昨年のコンサートの時の話ですが、ヴァイオリニストのFちゃんが、お母さまと一緒に電車に乗りホールの最寄り駅で降りたんですが、二人で「アッ!」と気がついた時には、もう電車のドアが閉まってしまった・・・
何と電車の網棚に本番のドレスを置いてきてしまったのです!
ホールの待ち合わせ時間になってもいらっしゃらないので、心配していました。
そしたら、Fちゃんが楽屋に来て、ドレスの話をしたので、もうビックリ!
「ちゃんと網棚にドレスがあったので、終点の横浜駅まで母が取りに行きました。」という事でまずはホッとしました。
本番にはちゃんと素敵なドレスを着て、何もなかったような顔をして出て下さいました。
でもさすがに驚きました・・・
その話を知人にしましたら、「そうそう、以前に一年前に着たドレスでいいわ、という事で当日楽屋でドレスを出して着てみたら、何と太ってしまってファスナーが上がらない。それでもこのドレスしか持ってきていないので、何とかぐいぐい上まで上げて舞台に出て普通に演奏なされたのですが、深呼吸も出来ない状態だったので、演奏しているうちに酸欠状態みたいになって、救急車で病院に運ばれた人がいるんです。」という話を聞いて、またまたビックリしました。
コンサートは水物ですから、本当に演奏のハプニングだけではなく、舞台でも色々な事が起きますね。
これはオペラの本番の時の話です。本物の金槌は危ないので使えないという事で、ゴム製の舞台用の金槌を持って出演したのですが、ゴムがポコンと抜けてしまって下に落ちてしまった!
「アッ!」と思った時には、ポンポン跳ね上がって舞台を飛び回り、何と客席まで飛んでいったそうなのです。
笑いを堪えて歌ったけれど、その時は本当に大変だったのよ!、という事でした。
笑いをこらえながら歌うって大変な事ですよね〜
今日はこの辺で・・・
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