皆さま、お変わりございませんか。
これからは、パリからのブログとなります。
パリは、気温は高めで暖冬だったそうですが、2月は青空が少ない日が続いているとの事でした。
冬に戻りますと、木々が寒々していますので、風景はとても寂しげです。
パリに戻っての5日間、多くの仏人と立ち話をしたり、お茶したりしましたが、日本での生活のことやコンサートについての質問は多くでるのですが、テロ事件の話は全く出ませんでした。
明るい雰囲気が一転しますので、敢えて触れていないのだと思います。
楽しい雰囲気で再会を喜んで歓迎して下さっていますので、私も楽しい話題だけにして帰ってきました。
友人たちも心の中では、心配と不安でいっぱいなのでしょうが、特にフランス人は、楽しい話題が大好きですので、考えないようにして振る舞っているのかも知れませんね。
帰宅した週は、掃除の他、郵便物の整理と食料品の買い出しに追われてしまいます。
ようやく週末になり、すべてが落ち着きましたので、これから普通の生活になります。
スーパーマーケットやマルシェに行きましても、いつもよりは何か周囲の人たちの会話や行動が気になってしまいました。
買い物客ばかりですので、警戒することもないのでしょうけれど、初日は、ちょっと緊張しながら周囲の人たちの動きを感じながらのショッピングでした。
それが、もう今日あたりはすっかり慣れてしまい、気にせず普通に振る舞っていましたが、帰国するまでは、気を許さず警戒したほうがよいのでしょう。
今回は、晩秋に帰国しましたので、3ヶ月以上日本で過ごしました。
仏人は、小学校高学年になりますと、急に大人びた顔立ちになる子が多いです。
もちろん、日本人も身長が高くなり、大きく成長しますが、仏人は、しぐさや顔かたちが一気に大人に変わってしまうような気がします。
たった3ヶ月のご無沙汰でしたのに、あまりに美しくエレガントな雰囲気に変身してしまったので、圧倒されてしまいました。
私は、仏中学生を大学生だと勘違いすることも多々ありますが、このように急激な変化がそうされているのでしょうね。
日本人ですと、「いえいえ、そんな事ありません。まだ中身は子供ですよ。」とわが子の成長ぶりを謙遜される方が多いですが、仏人のお母様は、自慢げに、「そうでしょう。見違えるでしょう。私たちも驚いています。」とお応えになるのがまた聞いていて面白いです。
明日は、チェロのソロリサイタルですが、時差はすっかり取れているようですので、よかったです。
以前、日本に到着し、成田空港から千葉のホテルで宿泊し、翌日に千葉での公演があった時には、時差のために、本番開始の夕方になって頭が重く眠くなり、厳しかった事を覚えています。
演奏者のコンディションを考えますと、少なくとも一週間ぐらいは時間が必要ですね。
このところパリの気候は、天候不順が続いていますので、明日だけでも晴れて欲しいです。
では、皆さまも楽しい週末をお過ごし下さい。
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