皆様、お元気でお過ごしですか?
今日から2月ですね。
節分まであと3日ということは、もう立春まですぐということです。
春の陽気が待ち遠しいです〜
パリは暖冬のようで、あまり底冷えがするような日が今のところ訪れていないようです。
そうかと思うと、アメリカのような寒波に襲われる地域もありますし、イギリスは洪水が多いとか・・・
地球が狂いだした証拠でしょう。
ところで、予定通りに、パリに着きました。
今日は買い物や掃除といろいろ仕事はありますが、なんとなくパリの広い空間の家は落ち着けます。
私たち夫婦はとても変わった生活をしていまして、毎年パリに来るときは、夏休みを除き、別々に生活をしています。
それでも、今はスカイプの時代ですから、毎日情報交換していますので、お互いの予定は全部把握していますから何も問題はありません。、
御夫婦が一緒に生活しているご家庭でもほとんど会話のない生活をしているところもあるそうですから、それに比べると一緒に生活をしているようなものです。
この生活は、私の生き方にとても合っています。
パリの生活の中では、東京で生活しているリズムとはまた全然違った生活を楽しめるからです。
独身生活に戻ったような感じです。
ピアノを弾いたり、歌ったり、パソコンや読書、こういうものがどうしても東京にいると家族の団らんのためとコンサート準備の雑用に追われることで、自分のやりたいことが存分にできません。
ところが、パリに来ると、何となく自由になれて、早起きして朝食準備をしなくてよいので、布団の中でいつまでも本を読みふけったり、DVDを長時間楽しんだり、仏人との交流を存分に楽しんだり、友人に御招待を受けたり、御招待したりと・・・
夫が別に鬱陶しいわけでもないし、とても協力的でいてくれるので疲れませんし、ほとんど最近は喧嘩をする事もありません。
連れ合いになって35年経つにも関わらず、私の思い通りにさせてくれるので、いつも感謝しています。それだからと言って、365日顔を合わせているよりも、戻ってくれば新鮮な気持ちになれますし、話題豊富なお話がつまった玉手箱を持って帰国できます。
心のゆとりというものは、心の贅沢をしなければ持続する事は難しいと思います。
このような環境にあることを幸せだと思いますが、自分らしく生きているから、相手もそれを評価してくれていることもあると思います。
昨日、ANAの機内で、「おしん」と「ダイアナ」の映画を鑑賞し、人間の生きざまは、それぞれその環境により違いますが、人間は素晴らしい、と感じました。
おしんとダイアナは、まったく時代も女性の立場も違いますが、しかしその中には、女性の強さという共通点がありますし、自分で必死に生き抜いていくことがどれだけ意義があり、素晴らしいかということが再認識出来るドラマでした。
人生の長さは神が決めたことで自分では健康管理で少し寿命が延びるように努力するぐらいのことですが、もし私の寿命が80歳だとしますと、たったあと20年の余生になるわけです。
これからの20年をどう生きていくか、それは、最後まで自分を磨き続けて、他人のために役立つ人間になる、これに尽きると思います。
自分を人間として豊かにするためには、人生経験をいかにエンジョイするかということでしょうか…
十分後悔のないように楽しみを見つけていきたいと思いますし、音楽がどんなに素晴らしいものかを、後世の一人でも多くの人にわかってもらいたいと日々思って努力しています。
音楽は、心を救ってくれます。
これから、春までの間は、仏人と共に自分の日常生活を思いっきり贅沢に楽しみたいと思います。
贅沢というのは、心の贅沢であり、金銭の贅沢の事ではありません。
2月が素敵な月になりますようにお祈り申し上げます。
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