皆さま、7月も残り少なくなりましたが、如何お過ごしでございますか。
お蔭様で、予定通り、7月27日にパリに到着致しました。
明日、31日には、娘と孫がパリに着く予定です。
いつもならば、パリに着いてからの3日間で、パリでの生活準備が落ち着くのですが、今回は色々イベント続きです。
昨年の東京文化会館での公演の折に、パリ宅のお隣のインド人ご夫妻と日本在住の息子さんと日本人の彼女を連れて
コンサートにお越し下さいましたが、覚えていらっしゃる方もいるかと思います。
息子のバルーンは、その時のお付き合いをしていました、日本女性のひろ子さんとの結婚式が7月29日に行われました。
結婚式と披露宴をするために、我が家の庭を貸して欲しい、という事でOKしましたが、その時は、隣との柵だけ取り除いて、またもとに戻しますとの事でした。
折角の儀式なのですから、そのくらいはご協力しますよ、と気持ちよくお引き受けしました。
合わせれば2000平方メートル近くになりますので、200人位は収容できると計算したのでしょう。
ところが、27日夕方にパリ宅へ到着すると、すでに、大きな白いテントが庭一杯に3つも設置されていました。
そのために、勝手に桜の木の枝まで切ってしまって…
インド人の感覚は日本人とは違いますが、それでもかなり驚きました。
そして、28日は前夜祭に出席しましたが、アメリカからバルーンのお姉さん家族やカリフォルニアからの従兄も到着とのことで、挨拶をしてから皆さんと久しぶりに話をさせて頂きました。
花嫁のひろ子さんともお話させてもらいました。
その時にも、ボラご夫妻からは、庭を借りたお礼や勝手にしてしまった事へのお詫び一つありません…
「マダムウスク!帰ってきましたか!明日は息子たちの結婚式ですから、どんどん飲んで下さい!」と言った調子です。
29日の朝、突然お隣のボラ夫人がいらして、「ひろ子の親はパリに来れないから、ウスク夫妻が、儀式の時に、親代わりを務めて欲しい、何とかお願いします。」との事、これにはまたビックリ!
花嫁さんの親御さんがいらっしゃれないのなら可愛そうだ、という事でお引き受けしました。
すぐ同情してしまうたちなものですから…
そうなると、着る洋服も参列者としての場合とは変わってきます。
インド人はサリーで良いですが、日本人側としては和服は準備してきていませんし、結局悩んだ末、ドレスにしました。
29日の午後5時に結婚式が開始になり、作られて舞台に夫と二人で座らされ、神主さんに当たるインド人の方から、あれこれ教えてもらい、インドで一番偉いとされる神の小さな像に、言われるままに読み上げられた後に、その像に、水を何度も掛ける儀式、夫はバルーンの額に、私はひろ子さんの額にビンディーやお米をつけて、幸せを祈りました。
ビンディーは、ヒンドゥー教徒の既婚の女性がつけるものだそうですが、結婚式の時は、男性も付けるようです。
これで大役は終わり、とホッとして舞台から居りましたが、インド人や見知らぬフランス人たちから、完全にひろこさんのお母様だと思われてしまって、そのあとが困りました。
インド人は適当に返事をしていればいいですから、と言われますが、「お嬢さんはお美しいですね。」とか言われると、「有難うございます。」までは返事が出来ても、「日本のどこで二人は知り合ったのですか?」とか色々聞かれるともうお手上げです。
そして、アペリティフも食事も完全にインド料理でしが、アジア専門の出張の料理の車が着くと、我が家の庭にある一番奥のテントが調理台となったようで、大きなガスコンロを運び入れたり、何だか初めての経験で驚く事ばかりです。
ディナーとしては、ケーキではなく、マカロンを積み上げたケーキカットが最後にありまして、お開きになりましたが、何と夜の11時半でした。
夜中まで踊る風習のあるところ、儀式は1週間続くところも多いそうですが、体力的にも大変な事ですね。
そして、本日は、また少人数ではありますが、今度は、場所を移して、新婚さんを囲んでのレストランでのディナーが続きます。
もう2日間インド料理でしたので、かなり胃が重いのに、今日も…
ちょっと大変そうです。
明日は娘たちが来るので家を綺麗にしたいと思っていますのに、庭はひどいありさまで朝から憂鬱なのです。
業者さんは、テントとテーブル・椅子そしてお皿などはすべて片づけて夜中に帰ってくれましたが、ナプキンや食べ残しが落ちていて、先程もお隣のお手伝いさんに鳥が食べにきているので、何とかして下さい、と言いましたが、まだそのままの状態です。
洗濯もテントのために家にしか干せず、今日こそ、と思ったら、ゴミの山ですから、無理そうです。
気持ちよくお貸ししましたが、やはりインド人の感覚はちょっと違うようです。
昨日いらした友人の自治会長さんも柵を取り外すと言った時点で、どこか会場を私が探してあげますよ、とビックリなさられていました。
そして、昨日親代わりの話をした折にも、「インド人にはかなわない!」と。
フランス人の厚かましさも相当なものですが、本当にそれぞれ色々な考え方があるのでしょうね。
しかし、素敵なカップルですので、お幸せになって欲しいと願っています。
嬉しい話がちょっと愚痴のようになってしまいました…
綺麗な庭に戻りますように〜
では、日本は暑い日が続いていると思いますが、くれぐれもご自愛下さい。
コメント