皆さん、楽しい夏休みをお過ごしでしょうか。
予定通り、オーストリアとハンガリーの旅を終え、無事パリに着きました。
ハンガリーは、1988年以来の訪問ですから、24年振りとなりました。
まだ東ドイツと西ドイツの壁があった時期に、東ドイツとハンガリー、チェコスロバキアの共産国に興味があったので、統一する直前に訪れました。
外国人相手のホテルは、すべて5つ星で、どこの国でも驚くようなホテルが準備されていました。
ビザを取るにも時間ばかり掛かり大変でしたので、今の簡単な旅行が信じられない程です。
西ドイツで立派なベンツの車とすれ違っていたのが、東ドイツでは、車を見ても、景色を見ても、昔に戻ってしまったように感じました。
今回は、ブダペストの変貌にまず驚かされました。
今後は、益々変わっていくそうですから、とても楽しみです。
ユネスコの世界遺産に登録させている場所が多いですが、本当に素晴らしい文化に接する事が出来ました。
教会のステンドグラスもこのように間近に見れるところもありません。
有名なくさり橋は、ブダとペストを結ぶ初めての橋として、1839年〜49年に建設されましたが、夜景で照らし出される美しさは、本当に夢の世界のようです。
ヨーロッパは陸で繋がっていますが、民族により、考え方や性格なども全く異なります。
旅行を通して、素晴らしい自然や芸術に出会うことは色々な経験が出来ますが、民族に寄って色々な考え方や習慣そして、芸術感の違いなどを知る事ができるのも旅行の楽しみです。
フランスの人たちも大変自分の家を大切にし、いつも美しく保とうと努力していますが、オーストリアの家並みはそれ以上です。
アルプスの山にふさわしい光景と美しい家、そして整備された道路とパークの美しい飾り付けを見て、さすがだと思いました。
ずっと自分たちの伝統をそのまま持ち続けて欲しいと思います。
あと、ウィーンで流れてくる音楽は、いつもクラシック。
プラーター公園からもヨハン・シュトラウスが聴こえてきます。
パリの何でもあり、とはどこか違う空気を感じました。
ザルツブルグでは、以前の静けさはなく、本当に活気に満ちた賑やかな街に変わっていました。
以前から、夏は賑やかではありましたが、駅も街も現代建築になっていたので、久々に来て驚きました。
それでも、音楽祭の充実、周囲の山と湖の自然の壮大さ、美しさは、全く変わっていません。
今までに訪れた国は、20ヶ国を超えますが、やはりザルツブルグ周辺の自然の美しさは最高だと思います。
私は、オーストリアとスイスの自然の壮大さと美しさがたまならく好きです。
もちろん、今住んでいるパリも大好きですが、澄んだ湖のほとりに立ち、山々を眺めたり、山の頂上から街を見下ろしたりすると、「今日を迎える事が出来てよかった!」と心から感謝してしまいます。
これからも時間を見つけて、好きな場所、素敵な場所へと散策を続けていきたいと思います。
身も心も洗われる旅行は、本当に素晴らしいと思います。
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