皆さま、お変わりございませんか。
千葉県では、台風15号の影響で、停電復旧は、13日以降との事で、大変な事だと思います。
断水もまだ広範囲で続いているようです。
家屋の崩壊も南部の方ではあったそうで、一日も早く復旧して欲しいです。
9月11日は、ニューヨークのテロ事件から、丁度18年経ちます。
2001年の8月下旬の家族旅行で、アメリカ・カナダ旅行をし、ニューヨークのワールドトレードセンターにエレベーターで上り、夜景を眺めてから、何と2週間後の事件でしたから、衝撃も大きかったです。
当時のアスベストの影響で、乳がんなどの患者数が増えているとの報告を聞き、本当に今考えても恐ろしい事件で、そのあとの傷跡は、ずっと続いているのですから、被害に遭われた方たちの心境を考えますと、苦悩しかありません。
ところで、パリの家の中の大掃除は、大分進みましたが、まだまだです。
今夏、娘がパリに来た事で、大分選別をしてから帰ってくれましたので、捨てるゴミはせっせと捨てていますが、思い出の品数が多すぎて、捨てる前にちょっと一瞬ためらって、「ありがとう!」と声を掛けてお別れをしています。
娘が2歳から愛用していた、キティちゃんのテーブルが大好きだったため、日本からフランスまで船便で運びましたが、小学生に上がると大きな勉強机になりましたものの、可愛くて捨てられず、大事にずっと倉庫に保管していました。
それを、孫が折り紙したり、お絵描きするのに、また復活して使っていました。
今週、愛用していたタンスと共に、粗大ごみに出して、思い出がたくさん詰まったものばかりですので、何か悲しい気持ちになるものです。
特に、パリでは、部屋や倉庫にいくらでも入るスペースがありますので、思い出の品々を全部保管出来ますから、33年の間にびっしり詰まってしまいました。
日本の自宅のようにマンションでしたら、このような事も出来ないのですが、逆に今更整理するというのも結構苦しいものです。
息子のレゴ病は、ただ事ではなく、大きなレゴだこを作っていましたから、倉庫には、大きな衣装箱に3箱保管していたのです。
お城など大きなものまで集めたのですが、近所のお孫さんがレゴが大好きだというので、全部差し上げました。
娘のベビーカーも孫までも2代で遊びましたが、綺麗に使っていたので、お人形と一緒に持って行きました。
大変喜ばれましたから、捨てるよりも使って下さる方がいらっしゃるのは、とても嬉しい事です。
さすがに日本の絵本はダメですね。 (笑)
お掃除をして、何よりも一番楽しかった事は、毎月添削のテストの表紙に先生たちにお手紙を書くのですが、今読んでみると、本当に面白いです。
フランスの現地校で子供たちは学びましたので、日本から送られてきます、文部省指定の通信学習を義務教育の9年間受けていました。
仏学校が終ると、私と毎日少しずつですが、仏学校の宿題の前に、漢字のテストをしたり、国語の教科書を読んで聞かせてくれたり、その時は、我が家が、日本の学校のように変身しますので、何か特別な時間で楽しかったようです。
たくさんの児童書を読み聞かせしてあげたお蔭で、孫にも楽しく同じように続けられました。
当時、学研の「学習」と「科学」が実家から毎月航空便で届くと、それを心待ちして、楽しんでいました。
添削の先生への手紙を読むと、家の前の白鳥が何匹雛をかえして、その様子を子供なりに観察して書いていたり、メロンの種を植えた様子、フランスのカトリックの学校でのイベントの行事の事、誕生日会に招待したお友達の名前をスペールで全員書いていたり、親の誕生日会では、二人で相談してミニコンサートを開いた事など、特に低学年の手紙程、飾らないで率直に素直な気持ちで表現しているので、笑ってしまいました。
添削の先生からも素敵なお便りを毎月頂けて、幸せだったと思います。
コンサート活動も応援して下さる添削の先生もいらっしゃいましたが、数年前に、施設に行きますが頑張って下さい、とのご連絡を頂きました。
添削テストを一部だけ記念に取って、あとは捨てるつもりが、何だか笑って読んでいるうちに、これは私が日本語教育をした証なのかしら、と思い、簡単に捨てられなくなってしまいました。
さて、あと1ヶ月で帰国となりますので、ピッチを上げて、来年には、パリの家を畳んで、日本に完全帰国を真剣に考えるようになっていますから、家の中をすっきりさせたいと思います。
1986年から夏のバカンスでは、毎年ヨーロッパ、アメリカ、トルコまでも旅行をして楽しみましたが、今年は、仕事量が多いので、家の仕事優先で、パリ散策の他は出かけませんでしたが、思い出に囲まれて、32年間の旅行記が一気に記憶に蘇り、幸せな気持ちになっております。
今年のクリスマスコンサート会場は、変わりますが、ファンの皆様とまた楽しい時間を過ごせるように、帰国致しましたら、準備に励みたいと思います。
では、素敵な秋を満喫して下さいませ。
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