パリの生活

皆さま、お変わりなくお過ごしでしょうか。

オリンピック観戦を楽しんでいらっしゃる事でしょう。
日本選手たちは、素晴らしい活躍ですね。
週末の観戦は、感激し、興奮してしまいました。

ところで、パリは、昨日と今日は雨模様でした。
東京にいる間は何も感じませんが、パリに戻ると、すぐ日本の観光客の身になって天候を考えてしまいます。
「今日は、日本の観光客の方たちは喜んでいるでしょうね〜快晴ですから!」とか「こんな悪天候の中、パリ見物をしているのかしら。お気の毒に。」のように、折角のご旅行が最高の思い出になって欲しいと願うせいか、毎日朝起きますと、まず天気が気になってしまうのです。

さて、もうパリの生活も一ヶ月近く経ちました。

庭の枯れ葉拾いはありますが、それでも夏のように雑草取りがあったり、枝を切ったする作業はしませんので、家の中にいる時間が長いです。

日本の生活とは違い、音楽と文学に時間を注いでいます。
静寂の中、小鳥の囀りしか聞こえない空間で、ゆっくり勉強が出来る環境に、心から感謝している今日この頃です。

子供たちのために、子供時代に購入しました、「アンデルセン童話」全集も悲しい話はたくさんありますが、道徳的にとても共感出来、私自身が子供時代に読んたり、子供に読み聞かせをしていた頃とは違い、また新たな発見があり、とても楽しんでいます。

「チャイコフスキー」は、「アンデルセン童話」がとても好きだった、という事で感化されて読み始めましたが、何だかとても素敵なお話が多く、心が洗わられるような内容ばかりです。

今年は、ドビュッシー没後100年の年を意識して、先週末からは、ドビュッシーに夢中です。

前回のブログで、チャイコフスキーのパトロンである、フォン・メック夫人の事を記載致しましたが、ドビュッシーも彼女の子供たちのピアノの先生を夏の間頼まれて、とても助けてもらったそうです。
素晴らしい方だったのだろう、と想像しています。
色々なところで繋がりがあるのですね…

人生はまさにドラマで、かなり誇張して掛かれている本もございますが、同じ作曲家の本や文献をあれこれ読みむけっていますと、色々作曲家の性格、家族、時代背景や交友関係などがよく分かり、人となりがとても理解出来ます。

ドビュッシーも戦争でカンヌの叔母の家に行かなければ、ピアノにも触れなかったわけですし、叔母からの紹介で素晴らしいピアノ教師との出会いはなかったわけですから、このような巡り合わせに、心から神に感謝です。
それでなければ、今この時間に、ドビュッシーの曲を弾く事が出来ていないわけですから…

さて、今日から孫が出演致します、ミュージカル「新・雪のプリンセス」が始まります。
2月21日〜25日まで8公演ございます。

http://www.zeropro.net/images/snow-princess2018/yuki2018cast.pdf

ご心配頂きました孫のインフルエンザもすっかり治り、今日は、本番の新国立劇場小ホールにで、立ち位置などの確認をしたそうです。
私の友人たちも楽しみにして下さっていて、孫は大喜びです。

「ミュージカルがこんなに楽しいとは思わなかったわ。そして、アヤを支えて下さる方たちがたくさんいてくれて、本当に幸せ!」とスカイプ電話で話してくれました。
そう思ってくれる事、これが栄養になるのですから、頑張って欲しいと思います。
パリ行きの日程が決まってから、「新・雪のプリンセス」のオーディションがございましたので、観劇出来ずに残念ですが、DVDで我慢することにします。
私の友人たちが私の分まで観てきて下さるとのことで、感謝です!

妖精役は、最年少が孫の7歳で最年長は17歳の高校生という事ですが、この年齢差が10歳もあり、どのような舞台になるのか、とても興味があります。

とにかく8公演が無事に終える事が出来ますように、と祈るばかりです。
舞台を心から楽しんで欲しいです。

私も昔出演しました、オペラの公演の練習や本番、キャストやスタッフとのやり取り、とても楽しかった事を思い出しています。

では、皆さま、まだお寒い日が続いているようですので、くれぐれもご自愛下さい。

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