皆様、お変わりございませんか。
パリは、今週前半は気温が7度〜9度まで上がって、このまま春になってほしいと願ったのですが、週末は、日中でも-2℃〜-3℃です。
今週は、久しぶりにパリ散策をしましたが、セーヌ川を眺めたり、街中を散策しているといつでも不思議な気持ちになります。
おそらく建物の違いなのでしょうね。
建築物からヨーロッパ文化の香りがして心地よい時間を過ごすことが出来ます。
私には、フランスの街がとても合っているのでしょうか。
深呼吸をするだけで元気になれます。
しかし、色々な人種が集まってくるパリです。
中にはとても貧しい人たちもいます。
昨秋に気になっていたアラブ人の家族がやはり同じ場所にいました。
どういうところかと言いますと、公衆電話ボックスの中です。
ポリスは、どうにもならなくて見ぬふりをしているのでしょうね。
パリのバス停に向かうところに電話ボックスがありましたが、昨秋そこを通りがかった時に、電話ボックスの中に毛布がたくさん入っているのに気付きました。
そして、そこには産まれたばかりの赤ちゃんが寝ていました。
電話ボックスの外には、寒そうな格好をしたお母さんらしき人が、ゴロゴロしていました。
気の毒に思い、その光景がずっと頭に焼き付いていて離れませんでした。
電話ボックスからどこかよい場所に移動していることを願いながら、5ヶ月振りにこの場所を通りましたら、やはりボックス内は毛布と物が山のように積まれて、お母さんのひざの上に子供は寝ていました。
このような状況の中でも、子供の成長はあの当時の2倍ぐらいの体重になっているようでしたので安堵しました。
今回は、お父さんらしき人もそこに立っていましたが、パンなども置いてあったので、地域の人たちが気の毒がって助けているのでしょう。
私の力ではどうすることもできません。
私のような個人の寄付金は、一時しのぎだけですから、解決には結びつきません。
昨日もメトロ内で、大声で訴えているマダムがいました。仕事もなく家も持たないから、貧困者のための支給のスープなどを分けてもらおうと思って出来ない。
それは、アレルギー体質がひどく、支給の食物を食べると死んでしまう可能性があるので、食べることもできない。
どうか、助けて下さい!という内容の話でした。
最近は「お金を下さい!」という人の人数が多すぎて、募金を拒んだり無視したりする人たちも多いですが、それでもその日が生活できないという事が分かっていてなかなか見過ごすことは出来ないものです。
フランスは、社会党になりましたが、何党になっても、生活貧困者はたくさんいます。
日本よりも街をウロウロして自力で訴えている人が多いからとても目につきます。
我が家においても、火災保険や税金など、年々信じられないほど額が上がっていきます。
地価が上がっているからと言っても、ちょっと驚くように値段が上昇していきます。
電車代やバス代も年々上がっていますが、お給料が上がっていかないのに、このフランスのシステムはいったいどうなっているのでしょうね〜
これでは、生活苦の人たちは、年々増えていきますし、どうすることもできません。
社会党になってからバカンスの期間が変わりました。
今までもバカンスの多い国だと思っていますが、秋休みは10日間でしたのに、2週間あり、カーニバルのバカンスは、2月に10日間あったのが、今年のパリ地区は、3月2日から16日だという事です。
共稼ぎの多い国にとっては、休みが多ければ多いほど預け先を探さなければならないので、厳しさが増すばかりでしょう。
どの国も明るい兆しが見えてくることを願っています。
楽しい週末をお過ごし下さい。
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