パリ生活のはじまり!

皆さま猛暑が続く中、ご体調は如何ですか。
熱中症の方たちも多いそうですが、どうぞ、お気を付け下さい。

パリも今週に入り、気温が上がってきましたが、乾燥していますので、汗をかくことはありません。
日中30度近い日がありましても、最低気温が10度台ですから、有難いです。

3ヶ月間家を空けますと、いつもながら仕事量が多いです。

日本に帰国する時は、必ず水道の元栓は閉めてから出かけますが、今回もいつも通り、閉めてから帰国致しました。
ところが、今回戻りましたら、石灰を取り除く器械の調子が悪く故障していました。それが理由で、水道管からもポタポタ水が垂れている状態です。
家を空けることは、色々問題が起きやすいですから、いつも冷や冷やしています。

外回りの水は問題ないのですが、家の中の水は出が悪いので、困ってしまいました。
業者にすぐ連絡しましても、バカンス中ですから、どんなに急いでも一週間後だと言われてしまい、唖然としました。
水のない生活など考えられませんし、そうかと言って、一週間ホテル住まいでは、楽器の練習も出来ません。
ようやく今日の午後、業者が来てくれまして、修理してくれました。
今日から自由に水が使えます。
水の大切さは分かっていますが、それでもパリ生活早々水のない生活になり、夏だという事もあり、困り果てました。

そして、日本の住まいでは、お隣の方とも挨拶を交わす程度のお付き合いですから考えられない事ですが、水が出ない、と知ると、周囲の方たちは、「我が家でシャワーに入ったらいいですから。」と皆さんお声を掛けて下さいます。
何度も何度も勧めて下さいましたので、結局この界隈の管理をして下さっている、マルティンヌご夫妻の家に毎日シャワーをお借りすることにしました。
夫は、人数が多いから、と言って、初日遠慮して、外の水を沸かして体を洗っていましたが、2日目には、「何故ご主人は来ないのですか?」と何度も催促されるものですから、結局入らせてもらう事に致しました。

孫は、いつもと違う事をするのが楽しくて仕方ない時期ですから、シャワーを借りに行く事を日課のように楽しんでいました。
いつもあまり言葉を交わさない方たちまでも、道ですれ違うと、「水が出ないのでは大変ですね〜マルティンヌの家のシャワーをさせてもらっているそうですが、どうぞ我が家にもいらして下さいね。」とお声を掛けて下さいます。
自治会などで顔を会わしているせいか、本当に皆さん仲がよいのです。
昔、日本でも下町と呼ばれる地域では、このような感じだったのでしょうね。
何だか生活しているのが楽しそうですし、何かあった時にもスクラム組んでやって下さいますので、安心ではありますね。
お節介過ぎることもありますが、私自身がお節介ですので、その気持ちがよく理解出来ます。
とにかく、水が出るようになりましたので、今日から周囲の方たちにご迷惑をお掛けしないで済むという事で、ホッとしています。

ところで、日本に帰国時にも今年が終戦70周年ということで、70周年記念番組が放映されていましたが、今月は、戦争ドラマや映画も企画されていると思います。
今後この恐ろしい悲劇を二度と繰り返す事のないように、そして絶対に風化させないためにも、とても大切な事だと思いす。

世界平和を切に願う者としては、一人でも多くの若者に、戦争という悲劇を理解してもらいたいと思います。

では、まだしばらく暑さが続く事と思いますので、ご自愛下さい。

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