今日は、パリのジュンク堂にCDの件などでお世話になっていますので、K店長さんにお会いしました。
店内のフランス人向けの「マンガ」コーナーには、沢山の「マンガ」が並んでいました。
フランスでは、日本の「アニメ」や「マンガ」が大人気であるという事をご存知ですか?
ジブリコーナーもあり、仏訳されたマンガが沢山並べられています。
以前、フランス人相手の書店でも「MANGA」コーナーと書いてあるのでびっくりしましたが、そこには日本のマンガばかりが置いてあるのでここまで浸透しているのだ〜と改めて思いました。
それは、日本のマンガやアニメの中には、深い心情が折り込まれていて、ヨーロッパ人の描く内容とは全く違います。
「火垂るの墓」が仏語訳で放映された時に、新聞に「アニメは子供だけが楽しむものだと思ったのに、何故あれだけ大人たちを泣かせる事が出来るのでしょう!」と仏人は感激して感想を述べていました。
日本人は深い心情を表す事がとても上手だと思います。
他の国にはまねが出来ないでしょうね。
フランスのマンガは、子供がゲラゲラお腹抱えて笑うもの、って決めているようで、ドタバタ騒動が多いです。
それに比べて、日本のマンガやアニメは、描写とかバックに写る風景や光景までにも気を配っていますし、内容が濃厚なものが多いと思います。
人間の心の動きを感じる力がとても鋭いと思います。
日本人の心って表と裏があって難しい〜と昔は思っていました。
ヨーロッパの人たちの方が感情をむき出しにするから付き合いやすいこともあるかもしれません。
それでも日本人は、相手の身になって考える能力を幼時期から身につけているように思います。
時には、相手の気持ちになって隠し事をするし、思いやりがあってとても複雑な感情表現をするので、ヨーロッパ人よりも進化している、って感じる事も多くありますね〜
全世界で、教養があって心優しい人は、国など関係なくどこの国にいても素敵で素晴らしい方です。
ただ、人種によって表現の仕方や感情の表し方が大きく違うので、人間関係が複雑だったり単純だったりするのでしょうね・・・
このようなデリケートな美しい心情を何とかを芸術の発展に貢献したいものです。
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