お寒くなりましたが、如何お過ごしでございますか。
一年を振り返ってみて、本当に元日の能登半島地震から国内外で色々な事が起こりました。
最近の物価高の上昇率はすごいため、とても苦しんでいらっしゃる方も多いと聞きます。
私は、駅前のイルミネーションをみると「今年もクリスマスの時期になったのね!」とウキウキ致しますが、先日の記事で驚きましたのは、イルミネーションをみると何ともイライラすると表現していていました。確かに子供たちに楽しいクリスマスを迎えさせたいと思っても色々な事情で出来ない人たちの気持ちを考えますとそういう気分になるのでしょうね。
昨年の子供たちへのクリスマスプレゼントは100円均一で選び、クリスマスケーキを買う事が出来ないので、ホットケーキに生クリームをつけて、果物は高くて手が出ないため、グミを並べた、と記載していました。
そして、子供たちには、来年はサンタさんにもっとよい品物を持ってきてもらおうね、と言ったものの、今年もこれだけ物価が上がってしまえば無理です、とシングルマザーの方が嘆いていらっしゃいました。
フランスでは、家を持たない人たちのために、クリスマスイブにはパリ市の公園などで、炊き出しのスープを配ります。その日だけは温かいスープが飲めるというので長蛇の列になります。
インタヴューでも本当に美味しそうに飲んでいる姿をみると、居たたまれない気持ちになります。
何故人間が一緒に生活をしていて、これ程までに格差が出てしまうのでしょうか…
以前にもブログに記載しましたが、クリスマス近辺だけは、少し奮発して駅の周辺に座っている人たちにお金を配っていましたが、日本では貧しい人たちでも、パリのようにお金をください、と言うような人たちには会う事はありません。
お国柄なのでしょうね。
そんな事をするのは恥だ、と日本人は考えているのかもしれませんが、ヨーロッパの人たちは誰にでも声を掛けます。
それでも、いつも会う人全員に渡す事は無理ですので、毎年12月だけはこれもご縁かしら、と思い、道で座って手を出している人たちにあげる習慣がありました。
自分でも少しだけでもクリスマス時期ぐらいはよい思いをさせてあげたいと思って、毎年そうしていたのだと思います。
ただ、怖いのは、お財布から出そうとすると、立ち上がって私のお財布の中をジロジロ見ているとさすがにぎょっとして、慌てて小銭だけ渡して逃げるように早歩きで立ち去ります。
やはりお気の毒だと思っても、ギラギラした目つきで、お財布の中を覗かれるというのはよい気分ではありません。
こういう人たちが何とか少しでも豊かな生活を送って欲しいと願っておりますが、一向に解決せずとてもお気の毒に思います。
もちろん、仕事を放棄して路上での生活の方が楽でいい、と思っている人たちも中にはいますが、仕事運の悪い人たちもいますから何とか助けてあげたいと思うのですが、難しい事ですね。
さて、明日は、レ・クロッシュ クリスマスコンサートを開催致します。
明るい雰囲気の中で、演奏を楽しんで頂きたいと思います。
今年もレ・クロッシュの小さなカードと小さなチョコを終演後に二人から手渡しますので、是非受け取ってからお帰りくださいね。
一年前のクリスマスコンサートがついこの間だったような気がしますのに、あっという間の1年でした。
今年は皆さんとご一緒に「きよしこの夜」を斉唱する企画がございますので、一年の疲れが飛んで行ってしまうような大きな声で気持ちよく歌ってほしいです。
では、明日お目に掛かれますのを楽しみに致しております。
ご予定が入っていらっしゃる方も暮れですから多いと思いますが、素敵な週末をお過ごしください。
インフルエンザも流行ってきているそうですので、どうぞくれぐれもご自愛の程申し上げます。
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