皆さま、お変わりござませんか。
梅雨に入りましても、雨量は多くありませんでしたが、昨日と今日は、かなり雨が朝から降りました。
作物のためには、もっともっと今の時期は、雨が降らないといけませんね。
それでも、熊本の土砂災害だけはとても心配です。
本日は、赤坂にございます、日本財団ランチタイムコンサートで、レ・クロッシュ リサイタルが開催されましたので、朝からリハーサルがあるため、出かけました。
雨の中、1階のロビーには、たくさんの方たちがお集まり下さいました。
本日は、司会者の方から、熊本地震のための募金をご協力下さるようにとのお話がございましたが、いくら集めても集まりすぎる事はない程、復旧復興には多額が掛かりますので、余裕のある方たちには、特に力になって欲しいと思います。私も自分なりには随分頑張っているつもりですが、まだまだですね〜
終演後、エレベーターに乗る時に、「今日のコンサート、最高だったわね!」と同僚の方と話されているお声を聞いて、胸をなでおろしました。
折角貴重なお時間を使っての鑑賞時間が無駄になってしまっては、とても残念です。
湿度が高かったので、チェロの響き方を大分心配致しましたが、思った程ではなかったと思います。
どんな環境、状況の中でも、音を大切に美しくお伝えすることが出来れば、成功したことになるのだと思います。
先日、友人が声楽の発表会に出演しましたので、拝聴に参りました。
Yさんは、トップバッターに歌われました。
心がお優しく、真面目を絵に描いたようなお方ですが、とても音楽を大切に歌われていました。
丁寧に歌詞を味わって歌っていらっしゃる様子に感動しました。
そして、ご高齢の方たちも出演していらっしゃいましたが、「音楽が大好きで、今歌っている曲が本当に好きなのです!」
というお気持ちが聴衆に伝わってきて、心がほんわかしてきました。
今後もマイペースで頑張って欲しいと思います。
大学の友人のRさんも私が大学の卒業演奏で歌いました、プッチーニ作曲 ラ・ボエームから“ムゼッタのワルツ”を声量たっぷり歌われましたが、もう懐かしくて懐かしくて、タイムスリップして楽しんでしまいました。
大学4年の時は、故S教授に声楽のレッスンを受けましたが、「あなたは、絶対ムゼッタね!ムゼッタのワルツがピッタリだから卒業演奏にお歌いなさい!」とおっしゃって下さり、その翌週からのレッスンが楽しくて仕方なかったのを覚えています。
その練習のお蔭で高音が出やすくなったのは確かです。
あれから、どれだけの月日が経つのでしょう。
それがきっかけになり、オペラ公演のオーデションを受けて、ステージに立たせてもらい、オペラ研究会では、多くのイタリアオペラやドイツオペラを勉強し、色々な役をさせてもらい、本当に楽しい貴重な思い出を作ることができました。
大学卒業しました翌年のコンサートで、「ラ・ボエーム」のミミのアリアを2曲歌わせてもらいましたが、パリでのオペラ鑑賞の最多記録は、「ラ・ボエーム」です。
私に取りましては、何かとてもご縁を感じているオペラなのです。
ただ、最近のパリオペラ座での公演は、前衛的なオペラが圧倒的に多く、舞台を現代に置き換えての設定がほとんどなので、がっかりです。
「ラ・ボエーム」を現代の時代に置き換えてしまうと、やはり時代背景が変ですし、ありえない事です。
経費節約のためとの事ですが、これではオペラ鑑賞をこよなく愛している人たちが遠のいてしまう事になります。
一昨年久しぶりに行きました、オーストリアのザルツブルグ音楽祭でも、若き頃、毎年ウキウキしてザルツブルグ音楽祭に通っていたころの、素敵な舞台を観る事ができなくなった事は、とてもショックです。
オペラの場合は、歌手のお声だけではなく、舞台もとても大切です。
モーツァルトの「魔笛」と「コシ・ファン・トゥッテ」の素晴らしい舞台は、随分月日が経ってしまっているはずですのに、その舞台を鮮明に記憶しています。
さて、レ・クロッシュのコンサートツアーもあと一公演となりました。
最後は、長野の公演ですが、公演後そのまま軽井沢に流れて少しゆっくりするつもりです。
日本でただ飛び回っているのでは、面白くありませんので、軽井沢から白馬方面、越後湯沢を旅行し、7月は大いに楽しもうと思います。
では、皆さま、梅雨の時期は気持ちが晴れませんが、楽しい事を考えましょう!
コメント