レ・クロッシュの秋〜冬公演開始!

皆さま、お変わりございませんか。

今週から、レ・クロッシュの後半のコンサートが始まります。
最初は、港区の山王病院のロビーコンサートです。

コンサート開始の時には、演奏者は持ち物をきちんと確認する必要があります。

うっかりすると忘れ物があって、困る事もあります。

コンサート前はどんな格好でもよいですので、息子は、気楽に白や柄のソックスを履いて出掛ける事が多いですが、本番は黒のソックスでないといけませんので、バッグに黒のソックスを入れてくるのを忘れて、何度か大慌てした事があります。
ただ、今の時代は、都心であれば、簡単に購入する事は出来ますが、地方公演で忘れた時は、コンビニを探す事にしています。
最高の品物を選べなくても、取りあえず黒色でしたら見つける事は出来ます。

娘は、頭の飾りが元々好きですので、いつも自分で選んでいますが、休憩までは白っぽいドレスなので、それに合わせて白の飾りをつけていますが、後半はブルーのドレスなので、ブルーの飾りを準備してきましても、ドレスの着替えのあとに、うっかりすると付け替えていない事があります。
鏡を見て自分で気付く事もあれば、そのことを指摘されて、慌てて本番直前に付け替える事もございます。

もう、15年も前の話ですが、ルーテル市ヶ谷ホールの最初の公演時に、息子はまだ学生でしたので、スニーカーを履いてリハーサルをしていまして、最後に取り替えようと思っていたそうですが、チェロの事ばかり考えていて、予鈴が鳴ってから、アナウスを務めて下さる、Kさんが、「直彰さん、その靴でいいんですか?」と言われ、大慌てして替えた経験があります。
本番の準備は、いつになっても慎重にしなければなりませんね。

パリ音楽院のベテラン教授D氏が、スペインのコンサートの折に、ホテルの部屋で、子供たちがそろそろD教授のマダムと一緒にコンサートを聴きに行きましょう、と部屋を出たところで、携帯電話が鳴って、マダムはD教授からの電話にビックリ!
蝶ネクタイを忘れたから急いで持ってきて欲しいとの事、慌てて準備をし、楽屋に届けようとしましたら、またまた電話が鳴ったそうです。今度は、本番用のワイシャツを置いてきてしまった、との事、もうマダムは「一体何しているのよ!」とプンプンに怒っていたそうです。
ベテランのアーティストでも本番前というのは、脳の働きが普通ではないのだな、と感じました。

その点、レコーディングには、どんな服装でも良いわけですから気楽なのですが、ドレスまでは必要がないにしても、ある程度はきちんとした服装の方が、気持ちが引き締まって、上手に弾ける、という人もいらっしゃいます。
気持ちがリラックスして上がらないで弾けるためには、普段着の方がよいと思いますが、本番らしく弾く方が、少し緊張することで、音楽としっかり向き合う事が出来、集中して弾けるという事はあるようです。
各自考え方が違いますから、自分に合ったやり方がよいのでしょうね。

今週のコンサートで、自分たちが今まで勉強した事がしっかり出せると良いのですが…

今日は、午後から生憎の雨でした。
先週は、お天気がよく気温も高く、とても過ごしやすかったのですが、今週は、天気予報が当たれば、木曜日まで雨マークが付いています。
秋晴れになって欲しいです。

では、今週もお元気にお過ごし下さい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました