皆様、ようやく春らしい陽気になりました。
今日は、暖かい週末です!
3月19日 (月) のロマンチックコンチェルトでは、大変お世話になりました。
多くの方たちに足を運んで頂けて、嬉しかったです。
レ・クロッシュ + 奥山直子さんという3人のコンチェルトで、長時間に渡るコンサートにも関わらず、お聴き下さった方たちに感謝の気持ちでいっぱいです。
長すぎてお疲れを出した方もいらっしゃったとは思いますが、音楽好きな方たちが多かったせいか、私の心配をよそに、「得した気持ち!」とか「時計を見て、驚きました。
あっと言う間でした!」「毎年コンチェルトもしてほしい!」とのご意見がほとんどでしたので、ホッとしています。
今回の選曲は、グリーグ、ラフマニノフ、ドヴォルザークの3曲。
それぞれが大曲で素晴らしい曲が勢ぞろいしています。
でも、頭ががくがくに疲れてしまった方も恐らくいらっしゃったでしょうね。
ソリストの弾きたいと思っている曲が偶然すごい曲ばかりが並んでしまったためにそのようになってしまったわけですが、お客様の立場になってみると、ちょっと心配をしていました。
ただ、ご遠慮しているのか、本当に心から楽しんで下さったのかは分かりませんが、今のところ、皆さんご満足のお声ばかりですので、大丈夫だったのかな〜と思ったりしています。
演奏会の難しさは、色々な方たちが色々な考えで聴いて下さるわけですから、皆さまの意見を聞きながら今後の発展に結び付ける事も必要ですが、かなり正反対の意見が飛び交うので、自分としてはどうなのか、という事をじっくり考えながら進めて行かなくてはならないのでしょう。
皆さんの意見を取り入れようとそれに振り回されてしまってはいけませんね。
それで成功する事はありませんので・・・
レ・クロッシュのファンで毎年足を運んで下さる方の中には、コンチェルトは、映像でしか観た事がなかった、ので、もう感激した!とおっしゃる方もいらっしゃいました。
はじめての経験で、大変ご満足下さったのでしたら、それは、聴き手の方たちにいい機会をあげられたかな、とも思っています。
曲の解釈についても千差万別です。
オーケストラの速度などもそれぞれのオケのスタイルがありますし、指揮者やソリストの考え方があります。
偶然いつも聴いているCDの速さが違うだけで違和感を覚える方も必ずいらっしゃると思います。
音の質もそうですね。
コンチェルトというと大音響だと思い違いしている方もいるし、CDに入れますとマイクで大きく音が浮かび上がって聴こえてきますので、ホールだと自分が想像しているよりも音量が小さかったり・・・と。
作曲者がどういう音を思って作曲したのか、という事が原点ですので、そこから指揮者もオーケストラの団員、そしてソリストたちが一緒に作り上げてこそ、コンチェルトなのでしょうね。
今回の紀尾井ホールは素敵なホールでしたが、1階の前、中、後ろ、2階席とでは、全く聴こえ方が違うという方がいらっしゃいました。
ホールはどこでもその問題はありますが、極端に違うホールですと、どの席に座るかによって全然印象が変わってきてしまいます。
どちらにしても、色々な聴き方で自由に楽しんで頂ければ、コンサートって成功したことになるのだと思います。
明日から、2泊3日で疲れを癒しに、温泉旅行に行く予定です。
日本の温泉は大好きです。
今回は、西伊豆の海岸にあるホテルですが、展望露天風呂でゆっくり深呼吸をしてきたいです。
孫も付いてくるので、どれだけゆっくり出来るか分かりませんが・・・ (笑)
では、今週も皆さんに取りまして素敵な週でありますように。
みなさんの温かい応援に心より感謝を込めて!
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