今日は朝から快晴です。
早く気温が上がって、春らしい陽気になって欲しいです。
タイトルの通り、「ジャパン・チェムバー・フィルハーモニー2010 ロマンチックコンチェルト」まで、あと3日となりました。
多くの方が楽しみにして下さっているので、心から嬉しく思います。
レ・クロッシュのマキ & ナオの他に奥山直子さんがラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番を演奏されます。
グリーグ、ラフマニノフ、そして最後は、ドヴォルザークですから、とても贅沢なプログラムだと思います。
19日は、今のところ天気予報も晴れとのこと、素敵なコンチェルトの一夜になって欲しいです。
今週観たテレビから・・・
先月肺がんでご他界された、バレー元女子日本代表監督で震災をきっかけに昨年作られた仙台ベルフィーユの監督を務めていた米田一典さんは、亡くなられる前日の試合の前に、「気持ちだよ、最後は努力じゃなくて、気持ちなんだよ。」と選手たちに言い残された言葉。
痛感します。
芸術はスポーツのような勝負の世界ではないですが、それでも技術だけを必死で磨いても、その音楽から出てくる気持ち、お客様にこう訴えたいとか私はこういう気持ちで弾きたい!、曲を愛し、曲に向かって気持ちを入れ込めば、自然とその中の空気が素晴らしいものになるように思います。
今朝、朝ドラ「カーネーション」を何気なく観ていたら、孫が主役の糸子に、今のブランドを作る仕事をやめて欲しい、苦しそうな顔を見ているのが嫌だ、と言いますが、糸子は、「苦しいのではなく、夢中なだけや。」と答えているシーンがありました。
確かに夢中になっている時は、傍からみると、苦しい顔に見えたり、厳しい顔に見えたりします。
しかし、必死でやっている本人にとっては、穏やかな顔で人生長生きするよりも、生きている間は、体当たりして夢中になって自分のやりたい事を貫きたい、と思うものです。
燃焼できた時の喜びを知ったらやめられないのでしょう。
朝ドラのあとの”あさイチ”の番組では、プレミアムトークで、中代達矢さんが登場しました。
生きざまが勉強になりますね。
俳優の仕事は、素晴らしい仕事ですし、誰にでも出来る仕事ではありません。
中代達矢さんの生い立ちを想像し、幼少のころからの境遇を理解して、「人間の美しさは・・・」と改めて自問自答してみると、やはり「苦労」なのかもしれない。
中代さんにどんな女性が好きですか、という質問には、「明るい人がいいですね〜」と回答なさられました。
どん底になっても、明るさが随分救ってくれるのでしょうね。
折角生きているなら、いつも暗いよりも明るい方が、人生楽しくていいと思います。
ちょっとした会話の中からも、生きざまの美しい人からは、必ず何かをもらう事ができます。
芸術に”完璧”という言葉はありませんが、自分の演奏に夢中になり、思いきってその音楽を燃焼させ、沢山の人を幸せな気持ちにさせられるような芸術家を目指せれば最高ですよね!
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