皆さま、如何お過ごしでございますか。
新型コロナウイルス肺炎の話題で持ち切りですが、本当に恐ろしい事です。
早く落ち着いて欲しいと願っております。
さて、今月リニューアル致しました、ヨーロッパ アーティストのホームページをご覧頂き、嬉しいご感想をたくさん頂戴致しまして、誠に有難うございます。
何とかホームページを立ち上げましてから、12年目となりますが、温かく見守って下さる方たちが想像以上に多く、嬉しく思います。
息子はチェリストではございますが、何とかホームページ作りをしてくれていますので、助かります。
チェロの楽譜もヨーロッパ アーティストホームページより、ご購入することが出来ますので、是非ご利用下さいませ。
今年も、東京文化会館 小ホールにて、5月3日 (日・祝) に、「レ・クロッシュ リサイタル 日本デビュー20周年記念 〜ピアノ & チェロの夢の世界〜」を皆様にお届けいたします。
毎年、東京文化会館には、帰国時に合わせまして、5月希望という事で、前年の2月に、申込み用紙と資料や音源を提出し、コンサートの1年前の5月に発表があり、日程が決定されます。
ですから、本来ならば、今年も2月に書類等を提出せねばなりません。
今年は、色々考えまして、一応、20周年で区切りをつけて、一旦休憩してもよいかな、と考えました。
やはり20年間、パリから日本に春と冬に帰国し、レ・クロッシュ リサイタルを開催することは、かなりのエネルギーを消耗致します。
そして、今秋には、パリの家を片付けて完全帰国を考えておりますので、2020年から2021年は、色々な面で忙しくなる事と、私自身の体力が落ちた事…もちろん、気持ちは元気でおりますが、”ヨーロッパ病”と言われていますように、暴飲暴食が今になって、値として出てきていること、今現在、腰椎椎間板ヘルニアで、足が自由にならない事などもあり、ちょっとしばらく休憩してもよいかな、というところで、今年は東京文化会館の書類選考には、提出しない事に致しました。
ご立派な交響楽団でお仕事されている方でも、東京文化会館で一生に一度はリサイタルをしたいと思い、10年間も書類を出し続けているもに、未だに許可をもらえない、とおっしゃっていましたし、独り占めしないで、多くのアーティストにチャンスを分けてあげたいと思います。
今春は、運よく、マチネのコンサートが出来ますが、当初から楽しみにしてコンサートに足を運んで下さったファンの方たちがご高齢になり、夜のコンサートは無理になった方たちがとても多くいらっしゃいます。
その他、介護など、さまざまな理由で、夜のコンサートは厳しくなられた方も急に増えてまいりましたので、今後は、少しゆるやかに、依頼のコンサートを中心に一旦仕事をし、自主公演は、クリスマスコンサート & パーティだけにしてみては、と考えた次第です。
今思い返せば、コンサートは水物ですから、インフルエンザで40度の熱の中演奏した事、当日階段から転んで、手があげられない状態で本番を迎えた事など、色々な事がございましたが、本当に皆さん、どんな時でも、温かく迎えて下さいました。
東京文化会館の前には、ルーテル市ヶ谷ホール、東京オペラシティリサイタルホール、サントリーホールブルーローズ、トッパンホール、そして紀尾井ホールでもさせて頂きました。
東京文化会館のコンサートは、リフォームの時と紀尾井ホールでのコンチェルトの年を除き、何と14回も演奏させて頂きました。
この20年もの長きにわたり、本当にたくさんのファンの方たちが支えて下さいましたからこそ、ここまで頑張れたのだと思います。
パリ音楽院時代の帰国は、国立は、3回休講したら退学させられるというので、大慌てでパリに戻っって、慌てて6月の課題曲と新曲テストを皆よりも2週間出遅れて、大急ぎで勉強した事もすべて良い思い出として残っております。
今後も、レ・クロッシュは、アーティストとしてずっと皆さまと音楽を共有して行きたいと思いますので、どうぞ末永くご支援の程お願い致します。
昨年末で、レ・クロッシュは、350公演を突破致しました。
益々回を重ねて、豊かな音楽を奏でられるよう、たゆまぬ努力を続けたいと考えております。
今年は、孫がミュージカル「アニー」のテシー役で出演致します事は、すでにお伝えしていると思いますが、4月25日〜5月11日まで本番が続きます。
来る5月3日のレ・クロッシュ リサイタルは東京文化会館での本番、同時間に、孫は、新国立劇場でアニーの本番、という最悪パターンではございますが、何とか力を合わせて、両方の公演が最高の公演となりますよう、コンディションに気を遣いながら、頑張っていく所存でございます。
パリは、相変わらず今日もデモが続いております。ストも毎日のようにパリだけではなく、地方都市でも行われています。
その日により、消防署、学校関係であったり、本当にいつになれば落ち着くのでしょうか…
それぞれの言い分、主張したい事は十分理解出来るのですが、国民への迷惑度を考えますと、閉口致します。
では、皆さま、まだ寒い日が続きますので、ご自愛下さいませ。
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