今日から6月です!

6月に入りましたが、如何お過ごしでございますか。

梅雨の時期は、コンサート開催日に、雨が降るか降らないか、そればかりが気になります。

お蔭様で、5月27日のレ・クロッシュ リサイタル&ファンの集いは、無事終えることが出来ました。
ご参加下さいましたファンの方たちに感謝申し上げます。

27日は雨模様でしたので心配でしたが、箱根は差ほどでもなく、翌朝は、露天風呂から富士山を眺めながらのんびり出来たので嬉しかったです。
スィートルームからの富士山も美しかったです。

「温泉地で、ゆっくりコンサートを聴く事は、とてもリラックスできて最高です!」と、ファンの方たちだけではなく、一般のお客様からも同じようなご意見でした。
確かに、演奏のあとに、ゆっくり温泉につかり、お部屋で寛ぐというのは、とても素晴らしい時間になると思います。

今週の3日と4日は、那須でのレ・クロッシュ リサイタル が開催されますが、こちらも豊かな自然と温泉地、コンサート会場が広い野ヶ原ファームとホテルの優雅なレストランですから、コンサートだけではなく、十分楽しませてもらおうと思います。

とても素敵なホテルですので、もしご興味のおありな方は、是非お越し下さい。

アイランドホテル&リゾート那須 ホームページ

【公式】 那須のホテル|アイランドホテル&リゾート那須
栃木県那須郡にある「アイランドホテル&リゾート那須」。ファスティングやスパを始め、隣接する全27ホールのゴルフコースやファームの採れたて有機野菜など、五感をリセットできるリゾートホテルです。

ところで、春の公演開催中は、孫の習い事の付き添いをしていますが、とても勉強になります。
私は、娘をフランスの学校のバレエ教室に通わせていた時は、往復の送迎のみで、レッスンをじっくり参観していませんでしたので、音楽との共通点をこれほど実感しませんでしたが、このたび、孫に付いて行き、じっくり観察出来てよかったです。

確かに、バレエの場合は、小顔で足が長く、身長もある程度必要、といった身体的に恵まれた要素を持っている事が条件だと思います。
この条件を満たすには先天的なものが多く、ロシアのボリショイバレエ団の子供クラス入団テストでは、母親と祖母の体形などが面接時の審査の対象になるというのもうなずけます。
そして、体の柔軟性というのもとても大切ですから、バレエ教室に通う中学・高校生にもなりますと、レッスン前に、柔軟運動を一生懸命しています。

そして、レッスンを見学して思った事は、そのバレエが音楽と一体になっていなければならない、バレエは、オペラのように歌を歌って表現するのではなく、体の動きで表現し、お客様に届かないとダメなわけです。
表情がどれほど素晴らしいかにより、役になりきっての演技が光るわけです。
身体能力と柔軟性の他に、決めては、何と言っても、そのダンサーが芸術家であるかどうかという事です。
要するに、体で音楽を表現し、オーラがどのくらいあるかにより、その演技に差が出てきます。
どこまで足が届くか、どれくらい速く回転できるか、これは充実した練習成果でかなり期待できますが、そこから出るオーラは、芸術家であるかどうかに掛かっているように思えます。

まだ小さいクラスの子供たちは、足を上げる事すらきちんと出来ていませんが、少し大きくなった子供たちのレッスンをみていて、感じた事は、音楽の中で生きてのバレエの演技でなければ、訴える能力が少ないと思いました。

ピアノの生徒たちは、体で音楽を感じる事が出来ないと音楽に躍動感がなかったり、こぼれるような音の粒を感じられなかったりしますが、バレエの場合もそれと同じで、足が上がって形は上手でも、そこには音楽の中に気持ちが入り、体があたかも言葉を発しているような動きがなければならないと思いました。

ピアノも指が動かないよりも動く方が演奏するには楽ですが、最終的には、その人からどのような音楽が生まれてくるか、という事が最も大切だと思います。
ピアノの生徒に、よく歌を勉強しなさい、と言います。
それは、呼吸を感じる事が必要だからですが、バレエも同じ事が言えると思います。

と言う事で、バレエと音楽の共通点、そしてバレエの勉強は、体の運動機能を磨く事と同時に音楽の要素をたくさん取り入れ、ミュージシャンのような感覚を持ち続けて舞う事が必要だ、という事を実感しました。

毎週、レッスンをみるたびに、たくさんの発見があり、とても楽しい時間となりました。

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