今日の出来事

今日の日本のニュースは、鬼怒川の堤防が決壊した模様ばかりが報道されていたのではないでしょうか。
私は、パリで、パソコンのヤフーニュースをみて、驚いています。

集中豪雨は、川の氾濫や土砂崩れを引き起こしますから、とても恐ろしいです。
一階の屋根にSOSを書いて、救助を待っている人の姿も見られましたが、もう日本は夜ですから、救助も思い通りに出来ず、大変な思いをしている事でしょう。
電柱にしがみついて救助を待つ男性も映っていました。
何とか無事に救助され、落ち着いた生活が営まれますように、と祈るばかりです。

こちらパリは、今難民問題で大変です。
EU統合がもたらした問題だと思いますが、とても考えさせられてしまいます。
EU内で自由に移動が出来ますから、EU入口の国である、ハンガリーやギリシャまで入国しさえすれば、あとはどこにでもEU内は移動出来てしまうのです。
それで、経済力がある安定しているドイツに入国する人たちが大勢押し寄せてくるのです。

昨日は、シリアからミュンヘンにたどりついた難民が、その中でフランスへの希望者は、バスでパリに到着したと放映されていました。
難民受け入れにつきましては、フランス側も大歓迎しているそうです。
これからどうなるのでしょう。

内戦が続いているシリアの犠牲者は本当にお気の毒ですが、ドイツとフランスに渡ってきて、もし満足な生活が出来ない場合にはどうなるのでしょう。

パリ在住のアフリカ人たちは、今でも仕事がなく、日中町中をでフラフラしている人たちも多く見受けられます。
このような現実でありながら、難民救済に手を貸す事は必要だと思いながらも、フランスの今後の事が不安になります。

中東の難民扱いで来た人たちの中にテロ集団でないという保証はありませんし、大変な事にならないとよいと、そればかりを願っています。
ドイツの難民受け入れが驚くほど協力的でしたが、過去のユダヤ人への罪意識からなのか、ミュンヘン駅の様子の報道をみて、子供たちにぬいぐるみを配ったり、そのドイツ人の歓迎ぶりに驚いたというのが実感です。

受け入れてもらえう事は、難民に取りましては最高の喜びだと思いますが、これから、ドイツもフランスも難題を抱えて、大変な事になるのでは…と不安を隠さずにはいられません。

フランスがかつて戦後の立て直しのために、アルジェリアから労働者にどんどん労働許可証を出して、フランスで仕事を提供し、その後も自由に住まわせました。
今では、その人たちの事で頭を抱えている事は確かです。

フランスは、育児手当は手厚い国として有名ですが、フランス人は共稼ぎの人たちが多いですから、自然と少子化になってきています。
アラブ諸国の一夫多妻制の国々からフランスに渡ってきた人たちは、奥さんが3人子供は合わせて8人という人たちもいるわけです。3人以上の子供を持つとかなりの育児手当が出ますので、育児手当を食費に当てて子供の教育はには使っていない、という人たちも多いそうです。
これらのお金は、フランス国民の税金から賄われているのです。

「世界平和」を願っています私ですから、難民を手厚くもてなしたいという気持ちはもちろんあるのですが、受け入れた国の行く末を考えますと、一時的にはお手伝い出来ても、長い目で世界の幸せを考えますと、そう簡単ではないような気がします。

世界が穏やかで美しい国ばかりになって欲しいという願いが叶うのでしょうか…

難民の幸せは、音楽の力で支えてあげようと思っても無理そうです。

今日は暗い話ばかりになりましたが、よりよい国にしたい気持ちでいっぱいなのですが、中々思い通りにならず歯がゆい気持ちです。

どうか、穏やかな日々でありますように〜

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