皆様、寒い日が続きますが、如何お過ごしですか?
パリも今週からぐっと気温が下がり、最低気温が-11℃、最高気温が-3℃だそうです!
あくまでも予報ではありますが、先週までがずっと高めの気温でしたので、ちょっと驚きです。
日本では、大雪注意報が北海道、東北そして日本海側に出ているようです。
被災地の人たちは、さぞ寒い事でしょう。
仮設住宅の人たちの事も心配です。
私は、1980年3月〜1982年3月まで夫の仕事の関係で札幌で過ごしました。
その年も雪が多く、3月に引っ越した時には、まだまだ雪が積もっていました。
雪道を歩くのに、娘が妊娠8ヶ月時でしたので、バランスは崩しやすいし、毎日ひやひやしながら歩きました。
道民の人たちは逞しく、女性が日中に降り積もる雪をスコップで雪掻きをしている姿を今でも鮮明に覚えています。
東京から出た事のなかった私は、雪掻きをする逞しい女性など知りませんので、感心していました。
引っ越し初年度は、妊娠中だったという事で周囲の人たちが全部して下さいましたが、翌年に雪掻きをしてみて、これはとても重労働だという事が分かりました。
生後7ヶ月の子供を抱いて、雪道を歩くのがお腹の中に入っていてくれるよりももっと大変になりました。
滑ってころんで、車道に子供を飛ばしてしまったら大変ですから・・・
雪の思い出は、確かに大変ではありましたが、とても甘い思い出として蘇ってきます。
雪は、北海道らしい景色でしたし、雪祭りが綺麗だった事、雪山の美しさに感動しました。
スキーの思い出などもたくさんあります。
夫が娘を背負い、私がそのあとからついていくと、寒い寒い中、私の顔を見て、キャーキャー大声で笑っていましたが、この時は、まだ生後8ヶ月の頃ですから、無謀だったと思います。
今ならこんな危険な事はしないでしょうが、まだ若かったので、一緒に楽しませたい、ぐらいにしか考えなかったのでしょうね。
”雪”という言葉から連想する強烈な印象は、実際にそこに住んだから理解出来る事です。
結局は、経験を通したことで、感激度も違いますし、それを通しての苦しみも違うのです。
本当に経験を通す事こそが宝物なのだと思います。
想像する事も大切ですが、ただ想像するよりも実際に経験をする事で、何もかもが理解出来ます。
「百聞は一見に如かず」とはよく言ったものです。
ですから、被災地の人たちの苦しみは、実際にそこで体験をしなければ本当に理解することは出来ませんが、その経験を通して、本人は気付かなくても、益々素晴らしい魅力的な人間になっているのでしょうね。
海外生活も同じです。
この海外生活を経験しなかったなら・・・
今と全く違う人間になっていたでしょうね〜
このような運命を下さった神に感謝です!
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