皆様、お元気でいらっしゃいますか?
週末は、暖かく過ごせましたね。
今週もあっという間に過ぎてしまいました。
楽しむこともやり、歯の治療もパリに戻る前にしなければならなかったので、一週間中ほとんど出かけていました。
中でも咳がしばらく止まらないで困りましたが、何とか落ち着きました。
1月21日は、六本木のサントリーホールに、「小川典子リサイタル フィリップ・スミスを迎えて」というコンサートに参りました。
現代の作曲家7人の曲を、小川典子さんとフィリップ・スミスが交互に演奏していくという変わったプログラムでした。
これは、お二人が、たくさんの日本の作曲家の曲から、演奏したいと思う曲を選ばれて、コンサートされた、という事でした。
きっかけは、私の大学の門下のO君の曲がお二人の目に留まり、プログラムの一曲目に演奏されるので、「是非お越しください。」とO君からお誘いを受けたからです。
現代曲プログラムは、オーケストラの初演曲などは、学生時代に、日フィルの定期演奏会で最後に当時武満徹さんをはじめ、新人作曲家の曲を聴きに行きましたが、久々に聴いて感じたことは、やはりどの曲にも日本人の香りがするな、と感じました。
直感で、小川典子さんもフィリップも現代音楽がお好きだな、と思いました。
お好きな曲を自分たちで選んだというだけあって、曲を消化し、とてもその曲を大切に弾いていらっしゃいました。
なかなか邦人の作曲家だけのリサイタルというのは、ないと思いますので、貴重な経験が出来ました。
O君の「ダンス・ミュージック」も、タンゴ、やさしさのワルツ、ロックンロール の3曲でしたが、自然な感じで現代曲にこだわらないとても聴きやすい曲でした。
22日は、新宿文化センターで、時期が少しずれてはいますが、バッハの「クリスマス・オラトリオ」を聴きました。
バロックは、もともと大好きですが、2時間半の大曲でも全く時間を感じさせず、いい流れの中で、神聖な気持ちで聴くことができました。
一番感心しましたのは、ソリストたちはバランスよく上手でしたが、バッハ管弦楽団のメンバーの質の高さです。
バロックをよく重々しく弾く人たちが多いですが、オーボエ奏者や管楽器奏者、コンサートマスターが、とてもクリスマス・オラトリオにふさわしい、音色のつやがよさと躍動感に満ちた演奏をされたことです。
呼吸の合わせ方が絶妙でした。
日本でのコンサートで、こんなに楽しそうに合わせているオーボエ奏者にお会いしたことがありません。
ソリストも歌いやすかったと思います。
バッハの「クリスマス・オラトリオ」の中に、品のよい躍動感が加わるだけで、キリストの誕生の喜びが聴衆に伝わってきます。
とても心地よいひと時でした。
一時期は、マタイ受難曲やヨハネ受難曲を必死で歌っている時期もありましたが、ちょっとフランスものが多くなったせいで遠のいていましたが、やはりバッハ先生は偉大で素晴らしいですね〜
キリストと少し距離が近くなったような気持ちになりました。
クリスチャンではありませんのに、自分の心の中に、キリストらしき方が潜んでいて、いろいろ意見を下さいます。
自分だけの不思議なキリストさんなのですが、距離がまた縮まってきたような気がしますので、これから、聖書を読み返してみたくなりました。
マタイ受難曲三昧したい気持ちです。
ブログの件では、皆様にご迷惑をおかけ致しました。
詳しくは、レ・クロッシュのブログに理由が書いたそうですので、お読み下さい。
ドメインの会社が正確性確認のために、2日間位見れない状態が続いたそうです。(1月23日〜26日)
では、また皆様にとりまして、素晴らしい一週間でありますように、お祈り申し上げます。
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