夫?お父さん?

今日で2月が終わりです。
28日だととても短く感じますが、たった31日ある月よりも3日少ないだけなんですね〜
先週は雨が多かったパリですが、今日は久しぶりに晴れました。
今週はお天気がよいそうで、嬉しいです。

今日は、一日中庭の手入れをしました。
松、やなぎ、白樺の枝は、暖炉の燃料になるので集めました。
いい汗かいて気持ちよかったです。
近所の方や友人との日本の土産話も大分落ち着いてきたので、少し家の仕事もしなければ・・・

ところで、26日に、三浦友和さんの主演映画「死にゆく妻との旅路」の初日舞台あいさつで、「女性は名前で呼ばれたい欲求があるんですかね・・・?」としみじみ話されたそうですが、私生活では、妻の山口百恵ちゃんとは「お父さん、お母さん」と呼び合っていることを明かした、という記事を読みました。

フランス人がいつも日本の「お父さん、お母さん」を家族全員で呼び合うのが理解出来ない、と言いますが、これも習慣なんでしょうね。
我が家はフランスに長いからというのではなく、元々最初から名前で呼び合って、子供に向かってだけ、「パパ」と呼んでいるんですが、日本の家庭は、確かに名前を呼び合うよりも、子供が産まれたと同時に「お父さん、お母さん」又は「パパ、ママ」と呼び合う家庭の方が多いように思います。

フランス人が不思議がるのは、妻にとっては子供が産まれても「夫」の存在は変わらないから、「お父さん」ではないという事なのですが、これは日本の歴史から自然に培われたものですから、理屈ではないのでしょうね。

フランス人の家に行くと、名前を呼び合う時もあれば、「cherie (シェリー) 」と夫と妻との間、または親が子供に向かってよく使われる言葉ですが、直訳すれば「いとしい人」となりますが、子供に対しては「いとしい人」ではなく、子供の名前の代わりに使われます。

パリの街中で道を日本の婦人に尋ねられた時など、少し離れた場所にご主人がいる事が多いのですが、ほとんどの人が、「お父さん、そっちじゃなくて三越はこっちみたいよ〜。」という言いかたをします。
フランス人で日本語をある程度勉強した人でも、「お父さん」をご主人だという事を理解するには相当時間が掛りるようです。
「随分若いお父様ね〜」と奥さまのお父様だとずっと思いこんでしまっていた方もいます。
あとでそれがご主人の事だと分かっても、何故そのような紛らわしい事をするのかは理解してくれませんでした。

当たり前で使っている言葉が、国が違うとをそれを中々理解してもらえないようですね。

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