今日はお天気がよく、まだまだお花見を楽しめそうでしたので、出かけました。
やはり周囲から日本語が聞えてくると嬉しいですね。
日曜日とあって、親子連れが多かったです。
子供の育て方や可愛がり方がやはり国によって違いますね〜
日本の方が子供中心の家族が多いように思います。
とても子供が大事にされて育っているように見えました。
フランス人って”子供社会”じゃなくて”大人社会”と言われますが、本当にそうですね。
ですから、子供は「はやく成熟して大人になりたい!」という欲求がとても強いです。
フランスももちろん子供を大切に育てていますが、日本の子供のようにかわいがってくれないというか、子供は、大人の世界に入らせない、と言った方が表現方法としてはあてはまると思います。
パーティーやディナーにご招待なさられても、子供はご実家に預けられたり、大人たちは、パーティー会場で話が盛り上がっているのに、キッチンでお手伝いさんと食事をしています。
「どうぞ、うちの子供も居りますのでお連れ下さい。」とおっしゃっても、サロンでディナーさせて頂くのは、招待した側のご夫妻とご招待頂いた私たち夫婦であり、子供たちはキッチンのテーブルで子供用メニューが並べられています。
それで、子供たちの会話の中で、「早く大人になって、パーティーに参加したいわね〜」という話になるそうです。
でも、パーティの間に、親は何度か自分の子の様子をのぞきにきて、顔中キスして、「よく今日はおりこうにしているわね〜」と褒めにきますので、無視しているのではないのでしょう。
ところで、日本人は、高校生や大学生たちになると、友人同士で旅行に行く事が増えてきて、家族旅行は子供時代の楽しみみたいなところがありますね。
私自身も大学の頃の旅行はほとんど友人と楽しんでいました。
フランス人のバカンスの旅行は、20代になっても家族旅行を楽しむ人たちがとても多いです。
特に家柄がよいご家庭程、親族が一緒にバカンスを楽しみますね。
三世代が一緒になってバカンスを海や山で1週間から1ヶ月ぐらい共に過ごすご家庭もいらっしゃいます。
90歳の方で子供夫婦たちとそれぞれの孫たち、そして曾孫たちの総勢38人で南仏で過ごすとおっしゃって驚いた事があります。
その時は、子供も孫も全員で90歳のおばあさまを大切にして下さるそうです。
バカンスの時だけは家族が一緒に楽しみますが、普段は18歳の成人を迎えますと完全に自立して勉学に励んだり、仕事についたりしています。
ですから、日本の生活形態と違いますね。
逆に日本の学生さんは、いつまでも親に頼っているところがありそうですが、すべて個人差がありますから、何の話でも100%ではありません。
国々によって色々な伝統があって、考えや発想が違うという事はおもしろいと思いますし、とても興味があります。
両国を観察する事は本当に楽しいです。
明日は朝から一日外出予定ですので、今日はこの辺で・・・
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