皆さまお元気でお過ごしですか?
無事日本に帰国致しました。
パリでは、今週に入ってから急に気温が落ちましたので、東京がとても暑く感じています。
台風18号の影響で、ベランダの植木鉢などが壊れているかも…と思っていましたが、何も問題なかったので、ホッとしました。
初日は、まず家の片づけと荷物整理、そして実母のところに行きました。
母の家は、丁度富士山がよく見えてとても景色がいいのですが、久しぶりに帰国し、富士山に会ってきました。
母の顔色もとてもよかったので、安堵致しました。
一昨日の夕焼けは特別で、赤色が濃くはっきりと見えて特に綺麗でした。
何故こんなに真っ赤に見えるのかしら?と思っていましたら、気象エッセイストの倉嶋さんによりますと、「昔から、台風が接近する前の夕焼けの空は、異常に赤くなるそうです。
それを知りませんでしたので、ちょっと今日の赤さには驚きました。
台風19号が関東に近づいていますが、台風から噴き出した水蒸気が上空に流れ込み、この水蒸気が太陽の光を異常に散乱させて、いつもよりも空の色が濃い赤色になったのではないか、と言うことです。
昔の人たちは、天気予報が前もって分からなかったのですから、空を見て、明日の天気を自分なりに考えたのでしょうね。
ところで、先日、日本のノーベル物理学賞に何と3人が選出された日は、もう本当にハッピーでした。
驚くほど素晴らしいことですね。
赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏の研究への志やそこまでの努力の道のりが何と言っても心を打たれました。
日本人の強さのようなものを感じました。
仏宅の周囲の人たちは、我が家があるせいで、ノーベル物理学賞の事も、台風の事もよくニュースを話題にして、喜んで下さったり、心配して下さったりします。
フランスでは、日本ほどまだLEDが普及されていませんが、LEDの開発で世の中はとても明るい未来になりそうです。
そうなってほしいと願っています。
そして、ノーベル賞平和賞に、パキスタン出身の教育活動家マララ・ユフフザイさんが最年少で選ばれました。
17歳という若さでとても立派な行動にいつも感心しています。
実は昨年ノミネートされたときも、マララさんでは…と思いましたが、今年選ばれてよかったです。
それにしても、最近特に世界の情勢など、色々考えさせられる事が多いですね。
ノーベル賞受賞の直前に、色々な大きな事件がありましたので、7日のニュースで、とても勇気をもらうことが出来ました。
さて、レ・クロッシュの「クリスマスコンサート&パーティー」のコンサートチラシとファンクラブ会報秋号が届きました。
2014年もあと少しなんだな〜という気持ちになります。
今年もあとわずかですから、頑張らなければなりませんね。
最近、指で美しい音を奏でることは、何と難しいことなのか…と感じます。
ただ音符通りを弾くことではなく、自分の指と対話しながら、「生きた音」にするための練習は、限りなく難しく大仕事です。
しかし、自分なりに良い音、良い響きを毎日追求し、少しでもよい方向に努力しようと考えることで少しずつ進歩するような気がします。
子供時代からこういう勉強法が一番正しいのだと思いますが、美しく弾く奏法を自分なりに見つけることよりも、目先の事、つもり、来週のレッスンで、先生に褒めてもらいたいから頑張った時期が多かったように思います。
今は、自分でする今後の勉強法、一生を通じて努力して伸ばしたいことがはっきり分かってきましたので、これからは、ゆっくり一生の課題が見つかりましたので、自分なりに楽しむことができそうです。
今日も生徒に、音楽をやっている意味や美しい音色の追及について説明すると、音楽を勉強していて、一番大切なことは何なのか、という事を理解してくれたので、とても嬉しかったです。
出来ない事で挫折は色々しますが、時間が必ず解決に結びつけてくれると思います。
では、日本での生活をエンジョイして、残り少ない2014年を大切に過ごしたいと思います。
今から孫の運動会に行きますが、台風19号の影響はまだないようで、ホッとしています。
皆さま、楽しい3連休をお過ごし下さい!
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