復活祭のたまご

今日は、フランス語では、「Lundi de Paques」(ランディ ドゥ パック)の休日です。フランスはまだ5日ですので・・・
昨日がPaques 、復活祭でした。

キリスト教の典礼歴におけるもっとも大切な日で、十字架に掛けられたキリストが三日目によみがえった事を記念する日です。
春分の日の後の最初の満月の次の日曜日が復活祭としてお祝いしますので、年によってかわります。

フランスでは、もっぱら庭に隠された卵型のチョコレートを探す事が、復活祭の行事になっていますが、子供たちは、チョコレート探しが大好きです。

もともとは、雛が卵から生まれる事をイエスが墓から出て復活したことに結び付けたものなのですね。
それは、冬が終わり、草木に再び生命がよみがえる喜びを表したものと言われているようです。

何故子供たちが卵を探しに行くの?
復活祭直前の聖木曜日にキリストが十字架にかけられ、処刑されたのが翌日の聖金曜日。
この3日間は、鐘をなさらないとされています。
「鐘が復活祭の卵を探しにいって、戻ってきた鐘は、卵を庭に隠しばらまく。」と言われ、子供たちは、それを信じて復活祭の日曜日に隠された卵を探すのが行事になっているのだそうです。
ですから、”卵”のチョコレートだけでなく、”鐘”のチョコレートも出回ります。
”ウサギ”も”魚”もありますね〜

子供たちは、お天気が悪いとがっかりです。
窓から外ばかり眺めていると、かわいそうになります。

コンサートも同じですね。
天気ばかりは仕方ないですが、コンサート当日雨だと本当にがっかりです。

特に弦楽器は悲劇です。
音程が定まりにくくて・・・

以前、横浜フランス月間主催コンサートの折に、会場のベーリックホールの洋館は、日中は洋館の訪問客のために、雨の中開けぱなしで公開していましたので、大雨の中ピアノの調律をして頂いても、一時間もすると湿度85%!、すぐ音程が狂ってしまいました。
SOSで知り合いの調律師さんに連絡を取って、開演ギリギリまで、また休憩時間にも応急処置で音程合わしに奮闘して下さいましたお陰で何とか終演まで大丈夫でしたが、あの時は驚きました。
生まれてはじめての経験でした。

ヨーロッパの乾燥地帯でのコンサートは、そういう心配はありませんが、日本の梅雨時のコンサートは、あれ以来心配になります。

7月のサマーフェスティバルの3日間がお天気であって欲しいと、今から祈っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました