皆さんは、音楽の力で慰められたとか気持ちが落ち着いた、とかいう経験はおありですか?
「言葉で慰めてもらっても中々心が癒されなかったけれど、音楽を聴いた途端にパワーをもらえて前向きになれたわ。」と言う人がいましたが、時には言葉よりも音楽は心の奥まで浸透して、ハッピーな気持ちになれて、パワーをもらえることもあると思います。
あるコンサート企画の主催者さんが、「朝日マリオン」という朝日新聞のコンサート案内に「コンサートの招待券を3組にプレゼントします。」と掲載依頼をなさられたそうなのです。
そしたら何と、1000通近い葉書が届いたそうです。
そのお葉書には、色々熱心にコメントを書いて下さる方、絵を描かれている方、皆さん一生懸命書かれているそうですが、そこで主催者さんは何を思ったか・・・「そんなに演奏会行きたいんだったらチケット買ってよ〜」って心の中で叫んでしまった・・・とあります。
無料に群がってしまう世の中がとても悲しく思えました、と思うお気持ち、とてもよく分かります。
コンサートに注目して下さる事はもちろん嬉しいですが、コンサート活動が厳しいものだと言う事、アーティストを国全体で支えてあげないと折角素晴らしい演奏を奏でるアーティストが生活苦のために滅びてしまいます。
不景気からくるものだと思いますが、アーティストは神様ではありません。
皆さんと同じように衣食住を営める生活があって、演奏にも磨きが掛かります。
文化向上のためには支え合っていかなければ難しいと思います。
今の世の中、皆さん疲れていますから心身ともに癒す事、頭をリフレッシュ出来る事を望んでいる人は多いと思います。
それの効用のために音楽の力は大です。
世の中を明るくするため、生き生きした活気のある生活をするために音楽の力をもらう事が必要です。
思いやりの精神で、アーティストの身になって考え、聴衆の身になって考えられるようなコンサート活動に貢献したいと思っています。では今日はこの辺で・・・
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