皆さま、お元気でお過ごしでございますか。
昨日は、パリで大変な事件が起きました。
テロ襲撃事件は、今年1月に起きましたが、今回の規模は凄まじいです。
多くの方たちから、メールを頂きました。
本当にご心配下さいまして、心よりお礼申し上げます。
お蔭様で、パリの自宅は問題ございませんでした。
今回もバタクラン劇場(コンサートホール)のある場所は、息子の師事しております、チェリスト宅が近くにございますので、大変心配致しましたが、無事だそうで安心致しました。
私のフランスの友人たちは無事だったとのことで、安堵しています。
日本は、穏やかで住みやすい国だとつくづく実感致します。
フランス放送を聞きながら、あまりの恐ろしさに、体が冷え切っていくのを感じます。
パリの日本フランス大使館からも通達のメールが昨日は、午前中に2通、昼に1通、たった今1通が送られてきました。
パリ市のすべての施設がが閉鎖されること、外出は極力しない事など、注意事項が記載されていますが、一日に4回も来ることは初めてです。
パリの旅行者たちも困惑していらっしゃることでしょうね。
私がずっと心配していたことが的中しました。
前にもブログに書きましたが、テロがシリア難民としてフランスに渡ってきて、大変な事をしでかすのではないかとの不安がずっと心の中に引っかかっていましたが、今フランス放送を聞いていましたら、容疑者の衣服からシリア難民の旅券が見つかったとのことです。
10月にギリシャで難民申請をした人だそうです。
結局区別がとても難しい事です。
綺麗なフランス語を使っていたということは、フランスで育ち、シリアに渡って、武器をこっそり持って難民としてフランスに入ってきたという事なのかもしれません。
それは、一番簡単な事ですし、バタクラン劇場に偶然フランスのラジオ局のアナウンサーが聴きにいらしていたそうですが、男たちの銃弾さばきが落ち着いて慣れた様子だったとのことですから、これは、シリアあたりでその教育を受けた人でなければ出来ないはずです。
最新情報は、犯人の中で、ベルギー車に乗ってきた人たちがいたそうですが、ベルギー車の持ち主をベルギーで捕まえたそうです。
日本のように島でしたら、入国が難しいですが、陸続きですと、山を越えてでも隣国に入国出来てしまいますから、いくら厳しく警備をしても難しいのでしょう。
それにしても、国としての判断は、本当に難しいと思います。
フランスのオランド大統領が、空爆に手を貸さなければ、昨日の事件が起きなかったはずですから…
とにかく、多くの人たちが平和を願っていますのに、何だか日に日に情勢が悪化しているようで、恐ろしいです。
今パリでは、輸血を呼びかけて、フランス人たちは大勢の人が輸血のために訪れているそうです。
私ももしパリにいたら、一番に協力したいところですが、残念です。
一人でも多くの命が救われますように、とそればかりを願っています。
もう悲惨な事故は懲り懲りです。
これから、気持ちを落ち着けて、ピアノの練習に励みます。
午後からは、生徒さんがきますので、早めに勉強をすることにしましょう。
では、楽しい週末をお過ごし下さい。
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