教育の原点は?

4月に入りましたが、パリは相変わらず天候が不順です。
時折気温が高くなりますが、また翌日には曇ってしまってがっかりです。

今年は、3月31日がイースター (復活祭) でしたが、日本も最近は盛んなのでしょうね。
フランス語では、Paques (パック) と言いますが、行事の中でも大イベントです。

キリストの復活を記念するキリスト教の祝日で、春分後の最初の満月の次の日曜日に行われるのです。
我が家にも今は孫がいますので、卵型のチョコレートを隠して探させました。
なぜ今日だけこんなことをするの?って思っているでしょうね。

周辺の方たちに日本のお土産を差し上げたこともあり、孫にチョコレートを持って来て下さる方たちがいらして、「なぜ、今日はみんなが卵型のチョコレートばかりくれるのかしら?」
と不思議がっていたのではないかと思います。
でも全部一度に食べたら虫歯になってしまうから大変だ、ということが理解できたようで、少しずつ食べています。

孫は大分近所の子供たちと遊べるようになったというか、遊んでもらっています。
もう2歳8ヶ月になりました。

しばらく一緒に住んでいますと、漠然とおままごとや読み聞かせばかりしていても面白くないし、と思い、娘がピアノを練習している間に、孫に50音の歌を私が勝手に作って、進めていきました。
そしたら、丁度字を覚えたいという欲求時期と重なったこともあり、あっという間に50音を覚えることが出来ました。
]これは、英才教育でもなく、遊びの一つでやっていますから、もう楽しくて仕方ない様子で、毎日朝起きると、50音カードをめくっては、大声て歌って字のお勉強?をしています。
今まさにこれが、”字にはまっている時期”、という事なのでしょう。
2歳を過ぎたころから、本やテレビで「の」探しばかりやってはいましたが・・・

字を覚えれば、絵本に書いている、「かわいい ねこ」が自分で読んで理解できるわけですから、それは嬉しいし楽しいに決まっています。

そこで思いました。
音楽でもお勉強でも、その子に興味を持たせることが出来ればもうあとは簡単です。
興味を持つ時期はそれぞれのお子さんによって違いますが、楽しみをもっと増やすためのお勉強は本当に価値があると思います。

自然に会話を聞いていて、「あっ!フランス語だ!」とかディズニー映画を観ると、「英語だね!」と言います。もう2歳で3か国語の発音の違いを耳でキャッチしているようです。
これは、環境なのだと思います。

遊んでいるだけで覚えてしまうと、絵本が益々楽しくなります。
絵本もフランス語の絵本を読んで欲しい、とか日本の絵本がいいとかその時によって要求してくることが違いますが、これでいいのだと思います。

無理に習い事を早期にさせる場合は、どうしても無理があります。
それは、レッスン日がその子にとって、やりたくない日にぶつかっている可能性もあるからです。
まだ我慢がなかなかできない時期に無理をさせるとその日から嫌いになってしまうこともあるでしょう。
でも親が一緒に仲良く遊びながらお勉強したい時にすれば、すんなり飲み込みも早く進んでいくのだと思います。
やりたい時にやりたいことをする、これが伸びる秘訣のような気がします。

私自身を振り返りますと、子供たちに、慌てて音楽を教えませんでしたので、孫にも歌を歌う事ぐらいしかしていませんが、ママの楽譜を目にするせいか、画用紙に線を引いて、りんごのような音符を書いて、「マミー、これ弾いてみて!」と言います。
何もわかっていなくても、自然に自分で学んでいくのですね。

「ママ、もう一回アラベスク!」とよく催促しますが、ドビュッシーのアラベスクの音楽に合わせて、足をあげたり、くるくる回ったり踊るのが、今の日課です。
今一番好きな「白鳥の湖」のバレエの真似をしながら、自分で勝手にアレンジしては楽しんでいます。
何も習わなくても好きならば、自分で勝手に出来るようになるんですよね。

孫の成長と共に、私も色々成長させてもらっています。
とにかく一緒にいると楽しいですし、毎日の成長記録がわが子の時とは違って、冷静に客観的にみることが出来るのがいいですね〜

では、楽しい週末をお送り下さい。

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