暑い日が続いていますが、皆様お元気でお過ごしですか?
ようやく群馬県のみなかみ町よりコンサートを終え、帰ってまいりました。
みなかみのお土産の包装紙を見て、驚きました。
群馬県は東京からそう遠くはありませんのに、分かりにくい方言がたくさんあるのです・・・
「ぐんまちゃん、おいでちゃん、群馬弁方言遊び」という豆菓子を主催者さんからお土産に頂きましたが、方言が面白いので、ちょっとここに記します。
- よいじゃーねー = 困難だ
- おんまける = こぼす
- めしを煮る = ご飯を炊く
- つぐあさ = 翌朝
- のめし = ものぐさ
- とびっくら = かけっこ
- そのだいのー = そうだよね〜
- おおか = 多く
- ぶちゃる = 捨てる
- むぐってー = くすぐったい
- わっきゃない = 簡単な
- かんます = かき回す
- はぁ、けーるんきゃ = もう帰るの
この中にわかる言葉がありますか?
「おおか」と「はぁ、けーるんきゃ」ぐらいしか実際に会話しているところを聞いてもわからないと思います。
方言は、その土地土地の文化や歴史ですから、ずっと受け継がれていってほしいですね。
方言は、どことなく、標準語よりもソフトな響きを持っていると思います。
ドラマの中でも方言は随分使われていますが、聞きなれないと難しくてどう応えていいかもわかりませんが、方言は美しい言葉ですよね。
ところで、言葉についてちょっと意見したいことがあります。
東京の荒れた言葉はどのようにしたら治るのでしょうかね。
先日、食料品を買いに近くのスーパーに寄りましたが、その時に70過ぎの物静かなマダムと40代の息子さんがいらして、マダムが私の隣で袋に品物を入れていました。
今はマイバッグを持参する方が多いですが、その70歳代のマダムは一生懸命買った食品などをマイバッグに入れていました。
そばにいた息子は、母親に向かって、「袋足りるのかよ〜」と言いましたが、母親は、それについて、別にいつもそういう発言をするのでしょうね。
全く普通に、「足りそうよ。」と答えていました。
私だったら許しませんが・・・それから、何も手伝いをせずに息子はその辺をフラフラし始めました。
70過ぎていらっしゃいますから、お手伝いしてもらいたいと思いますが、黙って一人で品物を入れています。
そして、しばらくして息子は戻ってきましたが、今度は、「まだなのかよ〜おせえな〜」と怒鳴りだしました。
もう私がその息子の事を睨みましたが、母親は全く平然としています。「もうすぐおわるわよ。ごめんなさいね。」と応えているのです。
その方たちは、いつも家でもこのような会話なのでしょうね。
ですから、気付いていないのでしょう。恐らく子供時代からずっとそのような会話が続いているのでしょうが、本当に驚きました。
国語の教科書を読むことよりも、もっと普通の会話の仕方の授業でもあった方が、将来の子供たちにとっては有益なのかも知れません。
この間もやはりショッピングをしていた時の事ですが、子供が、お菓子が欲しい、とねだっただけですのに、「うるせえ〜だまれ。これ以上騒ぐとここに置いていくよ!」とお母さんが怒鳴っていました。
こういう言葉を聞いて育てば、どうしても子供は真似して荒い言葉になってしまいますよね。
そんなに荒っぽく日本語を話さないで、一言一言を大切に丁寧にお話すれば、このような荒い言葉も口から出てこないと思いますが、恐らく日本に帰国して、一番驚き、そしてがっかりすることは、昔と話し方が変わったという事かもしれません。
これでは、外国人が日本語を学んで実践のために日本にいらしても、ほとんど教科書で学んだ日本語は通じないと思います。
悲しいですね〜
世の中が忙しく、いつも生活がせからしいから、それによって気持ちがイライラし、それが言葉に反映してしまうのではないでしょうか。
高校生でわざと友達同士で悪い言葉を得意そうに使っている学生もいますが、そのまま大人になって欲しくないですね。
もう少し毎日を穏やかに優しい気持ちで送られたら、言葉も変わってくるように思います。
もちろん、日本国民全員がというのではないですが、かなりの比率で下品な言葉を親子や友人と使っているのではないでしょうか・・・
昨日は横浜の方にご招待を受けてお宅にお邪魔しましたが、とても綺麗なお言葉を使われていたので嬉しくなりました。
お嬢さんが皇族の方とご結婚されたとお聞きし、納得致しましたが、皆さんで日本の伝統や日本の風習、言葉を守りたいですね。
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