皆さま、もうすぐ2月も終わりに近づいてきました。
いよいよ春の訪れです。
庭の木々にも小鳥たちが毎日楽しそうに囀っています。
今年はうるう年ですから、一日多いですが、それでも2月はやはり短い感じがしますね。
日本の皆さま、お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか?
パリの不穏な空気が少しずつ和らいでいくのを感じます。
市内のレストランやデパートなどの利用者が渡仏した一ヶ月前よりも増えていると感じられます。
しかし、いつどこで何が起きるか分からない、という不安を持ち続けながらの生活は嫌なものですね。
今週は、何となく人の動きを気にしながら、凱旋門からシャンゼリゼ通りを歩き、コンコルド広場まで散策しました。
その行き交う中で、日本人には会うことが出来ませんでした。
ただ、2024年のオリンピック開催を是非パリで!という事で、シャンゼリゼ通りには、長い色とりどりののぼりが靡いていました。
パリ市は、1992年、2008年、2012年の大会に立候補しましたが失敗しました。2024年大会は、前回の1924年パリオリンピックから丁度100年目となるために、再度立候補したそうです。
来年2017年9月15日のペルーのリマで開かれる第130次IOC総会で開催地が決定するそうですが、治安が落ち着かなければ、どうにもならないでしょうね。
そんなことを考えながら歩いていると、いつ通っても活気があったルイ・ヴィトンのお店でも、行列は見られなくて、やはり賑わうはずのところが賑わっていないのは寂しいものです。
行き交う人が少ない分、いつもよりも広々した通りを落ち着いて歩く事は出来ましたが、ゆったり歩けてもパリの顔らしくないのは面白くありません。
パリのあるフランスレストランでは、日本人観光客の利用者がぐっと減ったので本当に大変です、と話ながらも、でももし逆の立場だったら今敢えて危険地域には行きませんよ、と沈んだ声で話されていました。
「古き良き時代」という言葉は、今まであまり使うことがありませんでしたが、昭和生まれの人にしか味わえなかったこと、経験できなかった事はたくさんあり、やはり今の時代よりもよかったな〜としみじみ思える事が多くあります。
1979年に、フランスとオーストリアに新婚旅行で訪れた事で、その時、ヨーロッパの風土と環境、そして自由に魅せられて、冗談で、「ヨーロッパに住んでみたいわね〜」と言った事が、1986年に現実となり、来月で丁度30年となります。
当時を思うと、やはり良き時代に海を渡ってフランスで生活出来てよかったな〜とつくづく思います。
今後のヨーロッパを考えると不安材料ばかりしか浮かんできません。
本当に残念でなりません。
「世界平和」は一体いつ訪れるのでしょうか?
音楽は、そういう暗い気持ちの時でも元気をくれます。
気分転換で歌うと心も軽やかになれます。
やはり、音楽の力は有難い、と心から思う事が最近は多くなりました。
ところで、2月29日には、娘と孫がパリの家に到着します。
また、孫を交えての賑やかな生活がはじまります。
では、皆さま、くれぐれもお元気でお過ごし下さい。
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