春分の日

皆さま、お変わりございませんか。

先週末に雪が降り、それから毎日のように雪が降り、今朝でようやく落ち着いたようです。

今日は、春分の日ですのに、パリの冬でこれほど雪が降り続く日もございませんでした。

庭の桜の花は今朝になると、かなり花びらに雪がかぶり、とても重そうにしていました。
雪が降る前日に、庭の芝刈りをしてしまったので、よかったです。

娘と孫は、無事にパリに到着し、パリの生活が始まりました。
パリの生活はゆっくり観光するためではなく、娘はピアノの勉強のために参りましたので、早速二人のデュオの練習開始です。
久しぶりの合わせでしたので、とても楽しそうではありましたが、やらねばならない課題が多くございますので、朝から猛練習をしていました。

フランスの友人たちのご接待も一応先週末で終わり、これからは、レ・クロッシュのための協力を惜しまずしたいと考えております。

家族の人数が増えますと、毎食の準備も意外と時間が掛かりますが、賑やかて楽しいのは何よりで、とても活気がございます。
孫の発言で、皆お腹を抱える事も多く、子どもが一人加わるとこれ程賑やかになるものかと実感しております。

孫は早速春休みの計画表を作りまして、それを実行したいと考えているようです。
普段は中々ピアノを練習する時間もございませんが、パリの家では、毎日楽しくしております。
好きなものがあれば、何でも良いのですが、ピアノは大好きですのに、スポーツ系の習い事が多すぎて、中々じっくり練習が出来ないというのは、ちょっとかわいそうな気もします。
特に、ピアノは、時間を掛けて練習しなければ、中々上達致しません。
ダンスやバレエも劇をする場合には、とても大切な事ではありますので、上手に時間を使っていくしかないのでしょう。
一番嬉しいのは、歌の基礎の発声練習の向かい方がとても熱心で、「自分の声をよくしたい!」と心から思って努力している事です。
少しでも力になってあげたいと思います。
表現力がとても豊かなので、私自身が楽しませてもらっています。

そして、私は、学校教育の大切さを痛切に感じております。
1年前には出来なかった事がたくさんの出来るようになっていますし、読書感想文を書くという事が、1年前にはまだたどたどしい字で一生懸命書いていましたけれど、今回は字が綺麗になっただけではなく、自分の気持ちを文章で上手に表現出来るようになっています。
今日も400字原稿用紙3枚をあっと言う間に仕上げて、皆に読んで聞かせてくれました。
子供の能力の成長が羨ましいです。
感想文は、話の主人公の身になって考えるというのは、実生活においても、相手の身になって考える事が出来るような人間形成にも役立ちます。
一人っ子ですと、どうしても我儘になる傾向がございますので、思いやりがある心優しい子どもに育って欲しいと常に願っております。
そう思いつつ、色々甘やかしてしまい、あとで反省することも多々あります。

人間を一人前に育てる事は並大抵の事ではございません。
とにかく子供をよく観察し、今何を思い何を考えているのか、という事を絶えず透しの目で読んで行く事が必要です。
伸び伸び自由に、と思うと、勝手な行動が目につきますし、子育ては何歳になっても難しいものですね。

この歳になっても感じる事なのですから、若い人たちが子供を育てる事は、並大抵の事ではないと思います。
私は、怒ることは一切致しませんが、相談役には、時間を惜しまず力になってあげるように致しております。

日本の将来が明るく豊かになって欲しいと切に願いますが、子育ての重要性をひしひしと感じます。
日本中の子供たちが立派に育ってくれたなら、将来はとても明るいものになるでしょう。

創造力や感性をつぶさずに磨き続ける事、豊かな教育を身に付ける事、いつも相手の気持ちを考えながら行動し、発言する事の大切さを感じています。

海外にいるから、余計に日本の優しい心遣いに感動致します。
海外の考え方の方が気楽でよいと思い、出てきたものの、逆にフランスに住んで、日本の良さが多く目につきます。
もちろん、フランスの良いところもございますが、総合的に見れば、日本は素晴らしい国だと感じています。

さて、明日から、また忙しい生活が始まりますが、子育てを任されています日々を大切にし、良い行いと努力することの大切さが分かってもらえるように、日々真面目に生きていきたいと存じます。

では、皆さま、楽しい春休みをお過ごし下さい。

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