毎日暑いですが、皆さまお元気でお過ごしですか?
天気予報によりますと今日から雨マークがついていますので、多少でも涼しくなるとよいのですが…
先週、尾瀬や那須のハイキング旅行から帰ってきて、まずしたことは?
もっと体を鍛えようと思い、地元のジムに通う事にしました。
今でもカーブスの会員ではありますが、決められた事をするのではなく、自分で作ったプログラムに従って、好きなように体を動かす方が効果的だし楽しいかな?と思い、今月、完全退職した夫と共に、年会員になり、張り切って通っています。
カーブスの時と同じような動きをする器具も多くありますが、今日はどこの筋肉を鍛えよう、と決めて出かけて行く方が、自分自身が先生ですので、これも中々よいと思います。
相変わらず食事を頂く事が何よりも好きですので、効果がすぐ出るとは思いませんが、とにかく頑張ろうと思います。
ビールとワイン、そしてチーズの生活が問題ではあるのでしょうが、私にとっては、この時間はとても大切な時間なような気がします。
心から幸せだと思える時間ですから…
しかし、体の事を労わりながら、少しずつ食生活をヨーロッパ食から日本食に改善していきたいと思います。
一昨日映画館に行きました。
木村大作の「春を背負って」が上映されていたので、観賞しましたが、とても心を打たれました。
父から子へと受け継がれる想い、仲間を思う人間たちにスポットを当て、山に生きる人々の家族 (山小屋で共に生きる家族同然ファミリー) の物語が描かれています。
木村監督の人生哲学は、私が描いている、ベストな人生とピタリ当てはまった事もあり、人間の生き方を考えさせられる素晴らしい作品でした。
舞台も私の大好きな立山連邦とあって、景色も食い入るように見ていました。
木村カメラマンでなければできない作品だったと思います。
昨年、黒部から眺める立山は、まさに360度のパノラマそのもので、映画でもそのダイナミックさがよく映し出されていました。
人間の生き方は、個々それぞれの思いがあって、自由なわけですが、私は、一番大切だと思うことは、地球には素晴らしい「自然」がたくさんありますので、自然と向き合って生きていくこと、そして、日本の人口、1億2700万人の中から一生を通じて知り合える人というのは、ごく少数の人たちです。
その運命的な出会いが出来た人たちと、共に人生を歩むこと、人とのつながりや絆を大切にして生きることは、人間としてとして、とても魅力的であり、いつも輝いていると思います。
山々に向かって歩いていると、自分でも不思議ですが、山と対話しているな気持ちになれます。
「春を背負って」のキャストやスタッフが自然の中で演技すること、この自然に立つことは、演技を通り越して皆自然の雄大さに感激し、その中で、自然に対する思いをそのまま演技したのだと思います。
雄大な自然には、凄いパワーがあります。
以前、「ナルニア国物語」のルーシー役のジョージ―・ヘンリーに、映画監督は、「不意にルーシーを雪の景色の中に置いた方が、自然な演技になる。」と考え、実際にそうしたところ、ルーシーの自然な驚きの顔に出来上がった、と話していました。
今回の「春に背負って」のキャストもやはり同じ気持ちで演技をされたのでしょう。
監督がああだこうだ、と言って、監督が描く描写をキャストに演じさせるよりも、はるかに本心の顔が出る演技になると思います。
音楽も同じように、自分の思い通りに演奏する方がより相手にその気持ちを伝えやすいですね。
日本人は、とても繊細な人種ですから、心の動きを本当に上手に伝えることの出来る人種だと思います。
オーバーに驚くことが得意な仏人や伊人には、なかなか要求しても、心の内を自然に表現するのは難しいことでしょう。
西洋音楽では、西洋人にはかなわないところも多々ありますが、内面の動きは、日本人の方が上手です。
いつも心の深いところで感じ、じっと観察し、心を通して静かに表現する。
凄い術だと思います。
これからも、日本人にしか表現出来ない映画をどんどん制作してもらいたいですね。
では、今週も残り少なくなりました。
そろそろ夏休みに近くなってきました。
楽しい時間、そしてその時しか味わえない素敵な時間を作って下さいね!
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