暑中お見舞い申し上げます

暑い日が続いておりますが、お元気でお過ごしですか。
熱中症などになりませぬよう、お気を付け下さい。

今日も朝から猛暑でしたが、夕方から大雨が降りだしました。
冷房のため窓を閉めていたせいか、雨の音に気づかないでいましたら、生徒がびしょ濡れになって入ってきたので、驚きました。

Aちゃんは、一昨日まで長野の合宿だったそうですが、日本の学校は、夏休みも熱心に部活の活動を続けていて立派ですね。
部活の合宿は、朝から晩まで練習に明け暮れるわけですから、お互いに刺激しあって上達していくのだと思います。

フランスには、音楽、バレエ、美術は国の組織での勉強ですから、学校が終了する6月ですべて習い事がなくなります。2ヶ月間、全くレッスンはありません。
その代わり、フランスでは、「スタージュ」と呼んでいますが、日本で言う、「アカデミー」「マスタークラス」「夏期講習会」などと同じ意味を持つ、講習会に出かけます。
フランスでは、南仏のニース、アルプス地方、アルザス地方、ボルドー方面とあらゆる地域でレッスンを受けることが出来ます。
パリ音楽院のR教授からの勧めで、最初参加しましたのは、娘が13歳で息子11歳の時でした。
アルプスに参加しましたから、空気と景色は素晴らしかったです。
ただ、参加平均年齢は、10代後半から20代でしたので、少し早すぎる参加だったとは思いましたが、レッスンがない時には、ロープウェイに乗って、山の頂上まで行って夏でも雪景色を眺めたり、2週間滞在しましたので、毎晩アーティストや教授たちのコンサートが行われ、とても刺激的な毎日を送ることが出来ました。
そのお陰で、子供たちは、音楽の楽しさを肌で感じ、音楽の道を選ぶことになったきっかけになったのかも・・・

日本の学校の部活の合宿も普段の学校での生活とは違い、地方の合宿所での強化訓練のために出かけていくわけですから、自分の専門に打ち込んで、音楽三昧の生活が出来るわけです。
日本ですと、合宿に参加するのは、同じ高校で学んでいる部活の仲間たちですので、気心知れた友との合宿となりますが、フランスは、募っての参加ですから、知らない子供たち同士の参加がほとんどです。
スポーツ中心のキャンプや音楽キャンプの他、両親がバカンスで楽しむのに邪魔にならないように、キャンプに参加させて、知らない子供たちと寝起きを共にしながら、遊んだり学習したり、2週間〜4週間を同世代の子たちと共に生活する、というような参加もあります。

家庭により、バカンスの過ごし方は色々ですが、フランスのバカンスのあり方も少しずつ変化しているようです。
失業者が増えれば、“フランスはバカンス国”と言いましても、中々旅行を楽しむことも出来ません。

そういう人のために、6年前から「パリ・プラージュ」という、セーヌ川の川べりに砂を敷き、あたかも海岸に来ているような雰囲気を出して、日焼けしたり、スポーツをしたりできるような施設が作られています。

今年の4億円の予算の中、60パーセントは、スポンサー出資だそうです。
遊ぶことには、大賛成の国だからなのなのでしょうね。
今年は7月19日〜8月20日までの予定ですので、私たちがパリに戻ってもまだやっていますね。
ライブコンサートもロックなど8回も行われるとのことです。

7月29日に私共はパリに戻りますので、そろそろ準備を始めなければ・・・
週末は、孫の4歳の誕生日会ということで、イベント好きな家族は忙しかったですが、産まれたばかりの孫の写真を見ながら、「何故、4年間でこのように成長できるものなのかしら?」と不思議に思いました。
今週は、フローリングを磨いたり、昨日はカーテンを洗い、我が家は、まるで大晦日のような仕事をしています。

では、猛暑の折、ご自愛下さい。

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