暑中お見舞い申し上げます

皆さま、如何お過ごしでございますか。

暑い中忙しくしておりましたら、もう7月20日になってしまいました。

今週のはじめは雨が多かったですが、一昨日から暑さが厳しくなりました。
しばらく猛暑が続くそうですので、くれぐれも熱中症対策などしっかりしてくださいね。

先日、パリの友人から連絡を頂きましたが、7月はかなり涼しく、カーディガンが必要な日が多いとか…
26日からパリオリンピックが開催されますので、道があちらこちら封鎖されて、住民にとってはとても不便で、どこに行くにも時間のかかる街となっております、との事でした。
すべての片付けが終わるまでですから、秋まで掛かるそうですから、大変ですね。

テロ防止のため、防弾チョッキを付けた警察官が多く街に出て目を光らせているようですし、選挙が終わったばかりで、音後どのようにフランスの政治を動かしてゆくのか、論争の的になっていますし、色々大変そうです。

テロ事件があった時期は、大きな駅に行くと、歩行者に銃が向いているのですが、守ってくれているから安心、と思いながらも、緊張して肩を挙げながら歩いていたのを思い出します。
息子は、チェロケースの中に銃でも入っているのではないか、とメトロ乗り換えの時にずっと後をつけられた事もありました。

いよいよオリンピックです!
この日のために頑張って来たことを、選手たちは素晴らしい祭典を思いっきり楽しんで欲しいと思います。

フランスは今バカンスの時期ですが、海外からの観光客でパリの街は大賑わいになっているのかと思いきや、意外と想像よりも今のところパリに訪れる人たちが少ないとの情報です。
以前のような魅力あるパリに戻って欲しいですが、実際に35年住み慣れたフランスに戻りたいかと言いますと、以前ほど魅力を感じません。
最初にパリを訪れたのは、1979年の夏でしたが、すでに東欧の人たちも大分パリに移住していたものの、街そのものに魅せられてセーヌ川や文化的建造物に感動したものでした。
もちろん、素晴らしい建造物がなくなったわけではありませんが、随分街の雰囲気が変わってしまいました。

完全帰国前に、ベルサイユ宮殿をはじめ大分パリ散策を楽しんで来ましたが、パリ市民とすれ違ってもほとんどパリジェンヌに会う事はなく、アフリカ人、アラブ人がほとんどで、時々中国人などの東洋人にすれ違うという感じでした。

パリの仏人家庭に招かれた折に、「何だかここがアフリカなのかフランスなのか買い物していて分からなくなるわ。もうアフリカ旅行に行かなくても十分アフリカ旅行をしている気持ちになれるわね。」とマダムが話した時に、皆が爆笑しました。
それくらい、今は黒色の肌をしている人たちが多いのです…
ワールドカップをみてもこれが本当にフランスのチームなの?と思ってしまいます。

さて、来週は、レ・クロッシュの長野公演があります。
今年は長野県も相当者からの話では、猛暑が続いているようですから、避暑地でのコンサートという感じではなさそうです。

長野の公演のあと、軽井沢の別荘のペンキ塗りや掃除をしてから、みなかみ温泉、越後湯沢温泉で疲れを癒し、長岡の花火観賞に行くつもりです。
長岡はすべて有料席のみのため抽せんがあったり、ホテルの確保も難しいので上手く行かなければ止めるつもりでしたが、運よく思い通りに取ることが出来ましたので、久々に長岡の花火を楽しもうと思います。
日本的な素敵な場所に足を運ぶのは楽しみですが、22日は長岡の駐車場の予約サイトから押さえないといけませんし、中々大変そうです。
帰りは志賀高原でゆっくりして、軽井沢に戻るつもりでおります。

この時期になりますと、マルタ島、マヨルカ島、シチリア島、カナリヤ諸島…の海での楽しかった日々をついつい思い出してしまいます。
フランス式のバカンスは、2週間同じホテルでゆったり過ごし、毎日3食付き、海やプールでは飲み放題ですから、まさにマダムの休息日で、毎年この旅行を楽しみにしているフランス人家庭の気持ちがよく分かります。
私もウキウキしていました。
本当に”極楽”とはこういう事をいうのかもしれません。

しかし、日本にも興味深い場所はたくさんあります。
楽しみをたくさん見つけたいと思います。

では、厳しい暑さが続きますので、ご自愛くださいませ。

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