皆さま、お変わりございませんか。
コロナ感染者は、中々少なくなりませんので、心配ではございますね。
どうぞ、くれぐれもお気を付け下さい。
九州地方の豪雨は、大変な被害でした。
一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
自然災害が多くなり、今後もどこで同じような水害が起きるのか心配でなりませんが、被害に遭われた方たちは、大変な毎日だと思いますが、どうぞ、お体を大切に、頑張って下さい。
熊本の友人のご実家は、市内の高台にお住まいですので、地震の時は被害に遭いましたが、今回は、被害に遭わずにすみましたそうで、安堵致しました。
それでも、震災以上に、広範囲なだけに、悲しくて心が折れてしまいそう、と気丈なお姉様からメールが届いたとの事で、本当に、地震の復旧がようやく落ち着いてきたところに、球磨川の氾濫で、誠にお気の毒でなりません。
レ・クロッシュの2001年公演の折りに、最初に地方公演の依頼がございましたのが、熊本でのコンサートでした。
娘も息子も日本に帰国しましても、九州ははじめてでしたので、コンサートと同じぐらい、観光を楽しんでいた事をふと思い出しました。
ホテルから見える熊本城には、コンサートが終了後、翌日観光しましたが、今までは、いつもフランスのお城 (シャトー) 見学ですから、熊本城の聳え立つ立派な建物に感激し、内部を見学し、日本のお城というものを始めて理解したようでした。
その熊本城が、熊本大震災で崩れてしまい、現在、復旧、復元の工事進行中です。
400年もの歴史のある、熊本城が復元できる日を祈っております。
今週の始まりです。
今日、娘の家のベーゼンドルファーのピアノが湿気で大分重くなっていたので、調律師さんにいらして頂き、調律、整音をしてもらい、キーが軽くなり、響きも揃ったそうです。
粒ぞろいの音色が出ると、ワクワクしますよね…
このピアノは、ウィーン製造でフランスのピアノ業者さんから購入致しましたが、もう日本に来て10年になります。
調律師さん曰く、ようやく日本の湿度にもこのピアノは慣れてきましたね、と言われたそうです。
やはり慣れるのにかなりの時間が掛かるものですね。
そして、ヨーロッパ生まれのグランドピアノは、ピアノの中のフェルト部分が革で出来ているのですが、同じ製品でも日本で製造したピアノは、フェルトを使用するそうです。
それは、湿度の関係で、革は、湿度の高い国で長年使いますと、ペタペタして来るそうです。
この革も寿命ですから、今度交換するときには、日本の湿気を考えて、フェルトの方が良いですね、とおっしゃったようです。
木は生き物ですから、それぞれの国の製造により違い、管理も難しいですね。
渡仏の折に、グランドピアノを運ぶ予定でしたが、このグランドピアノは日本で製造していますから、フランスでグランドピアノの蓋などが割れてしまった人もいらっしゃいますから、責任は持てません、と言われたので、持参するのは諦めて、フランスに到着後にすぐ購入致しましたが、湿度によって使用する木の質が違うようです。
弦楽器の方がもっと敏感です。
日本滞在中に、必ず梅雨の時期を過ごすと、音色の響きが重くなってきます。
しかし、今年は意外とチェロの響きが持っていると思いましたら、例年ですと、公演のために、雨の日でも会場に運んで行かなければなりませんが、今年は、コンサートがコロナ感染防止策のため、中止になりましたために、湿度計で調節管理をしている部屋にありますから、音の変化がいつもよりはなく、チェロも快適に過ごしているようです。
では、皆さま、しばらくは、不安定な天気が続きそうですので、くれぐれもご自愛下さいませ。
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