皆さま、お変わりございませんか?
中庭には、大分桜の花が顔を出してきました。
春の声が聞こえてきますね。
お彼岸がもう少し暖かいと気持ちがよかったのですが…
母の月命日が16日ですので、早めに墓地のお掃除と花を植えて綺麗にしました。
晴天で気持ちの良い日で、大分桜のつぼみも膨らんできて、春を感じさせてもらいました。
この間植えた水仙も綺麗に咲いていましたので、両親は喜んでくれていると思います。
皆さまは3連休を如何お過ごしでございますか?
フランスも桜の本数はとても多く、早咲きから遅咲きまで、毎春目の保養をさせてもらいました。
パリの自宅庭の桜は、丁度満開の時期ですので、懐かしく思いだされます。
パリの街並みはもちろん好きですが、パリ郊外は、自然が豊かでとても気持ちを落ち着かせてくれる場所ばかりです。
サン=ジェルマン=アン=レーは、どこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?
パリの西側に位置していますが、クロード・ドビュッシーの生まれ故郷です。
私は、サン=ジェルマン=アン=レーの台地から見えるパリとセーヌ川の風景が大好きです。
まるで絵画を眺めているかのように美しく、私は、イル・ド・フランスのパリ郊外の中でも特に好きです。
もちろん、サン=ジェルマン=アン=レー城からの風景も素晴らしいですが、桜の時期は、特に素敵です。
ドビュッシーは、子供時代の事を話したがらない、と言うことで、このような素敵な地で生まれ育ったのに…と思いましたが、それは、父親が陶器を作り、それを売る商売をしていましたが、上手くいかなかったからだと推測され、ドビュッシーが2歳の時には、店を売ってしまい、苦労されたそうです。
誰でも人間には、子供時代のちょっとしたきっかけがその子の一生の道を開くことが多々ございますが、ドビュッシーもまさにそうです。
もし、ドイツ (当時のプロシア) とフランスの戦争がなければ、ドビュッシーは、音楽とは無縁の生活だったと思います。
1871年にドイツ軍がパリに攻め落とすところまできた時に、フランス政府の方針に従って、ドビュッシーは、南フランスのカンヌのおばさんの家に避難したそうです。
そのおばさんの思い付きから、家にピアノがありましたので、チェルッティというイタリア人音楽家について、ドビュッシーはピアノの手ほどきを受けたとのことですが、そのカンヌでの経験が音楽家の道を開いてくれたと言われます。
有名な交響詩「海」は、カンヌの海をモチーフにしたそうですが、一生の中で、偶然の成り行きで、自分の進路が見つかる場合も多いと思います。
今年の春公演でも、ドビュッシーのピアノ曲「月の光」「喜びの島」を演奏させて頂きます。
丁度ドビュッシーが「喜びの島」を作曲した年と娘の年代が一緒ですので、よりドビュッシーの心に近づけるのではないかと思います。
最初は10代半ばに、「喜びの島」の課題を先生から頂きました時には、指のアッパレ部分では、若さで弾ききっていましたが、やはり「味つけ」の部分では、追いついてはいなかったと思います。
音を弾き切ることよりも、音と音の隙間の部分をどのような芸術に仕上げるか、これが芸術家にとっては、一番の課題だと思います。
お客様と楽しい時間を共有できましたなら、本当に幸せだと思います。
実は、東京公演の前日の5月3日に、孫の「逃走中 THE STAGE」の舞台本番があり、毎日練習に励んでおりますが、送迎をせねばならない年代ですので、慌ただしい日々を過ごしております。
私は、全くテレビで放映していた「逃走中」を存じませんが、フジテレビ主催で、「逃走中 THE STAGE」という形で、歌ったり踊ったりするそうです。
孫は、主役の高校生の優斗役の妹 舞役 を演じるそうですが、好きな事を真剣にしていますので、応援したいと思っております。
ただし、「逃走中 THE STAGE」東京公演はレ・クロッシュ リサイタルの前日ですから、私共は無理となりますので、横浜公演に行こうと考えております。

動画配信で「Run For Drem」もご覧になることができます。
孫はいつも黄緑色の服装になるそうです…
ダブルキャストとなります。
長期間に渡り、全国公演をするそうですので、クラシックファンはご興味ないかもしれませんが、ご紹介させて頂きます。
この3連休も孫は朝から晩まで練習のようです。
明日は、私共が朝から送迎を致しますが、東京の外れで知らない町ですので、散策を楽しもうと思います。
レ・クロッシュの二人は、家で合わせに専念するそうです。
では、素敵な休日をお過ごしください。
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