歌を歌ってあげましょう〜

パリ周辺には桜が多いのですが、今日は3分咲き〜5分咲きまで開いて綺麗なピンクが鮮やかでした。

今の服装は、寒いと思う人は冬のコートを着ていますし、春らしいと思えばちょっと寒くても軽装で歩いています。

日本に帰国して思う事は、若い方たちがとても身なりに気を配って綺麗にしているのが目につきます。
女子大の人たちは、フランスの学生たちの身なりとかなり差があると思います。

フランスは、18歳から成人ですので、その頃になると自立をはじめます。
それで学費も生活費もアルバイトで頑張る学生が多いので、身なりがとても質素です。
学生時代は、ジーンズにTシャツという人がほとんどです。
子供が成人になると、親は子育てが終わり、急に裕福になりますから、50代過ぎてから女性は、身なりも身に付ける物も豪華になります。
ブランド品を眺めているフランス人は、老夫婦が仲良く品定めをしています。
日本人は、若い女性が圧倒的に多いのですが・・・

ファッションに拘る時期が国によって違うように思えます。

まず赤ちゃん時代には、どこの国でもかわいいベビー服を着せていますよね。

フランスもとてもかわいいベビー服が並んでいます。
日本のベビー服と違うのは、日本はとても淡い色で赤ちゃんらしいお洋服が多いのに対して、フランスのベビー服は、ファッション性重視で、まだほとんど寝ている時期ですのに、一ヶ月用のお洋服からボレロ付きのしゃれたワンピースや大人っぽいイメージのお洋服が沢山出回っています。
色も右側が黄緑とオレンジの縞柄で左側は赤一色だったり、女の子は、ラベンダー色も多く、ちょっとおしゃれな感じの服が多いです。
一ヶ月用でボレロと組み合わせたワンピースなどあると、首が座っていないのに、どのようにこの着にくいお洋服を着せるのかしら?と不思議になります。

でも町でバギーに乗っている赤ちゃんを見ると、その大人びた複雑なお洋服をちゃんと着こなしているんですね。
それがよく似合うのは、どうもお顔が小さくてバランスがよく、色白だからなのかもしれません。

バギーに乗せて歩いているお母さまはもちろん幸せそうなお顔をしていますが、子供が何か訴えても知らんぷりしているママもいます。
小さい時期から何か訴えたかったり、単にお母さんの声が聞きたかったりすることもあると思います。

赤ちゃんのファッションは、お母さんが”幸せ気分”を味わうのには必要な事でしょうが、もっと子供の表情をよく観察して、いっぱいおしゃべりしたりお歌を歌ってあげたらいいのになあ〜と思ってしまいます。

赤ちゃんを世話する、という感覚ではなく、赤ちゃんと一緒になってお母さんも楽しんで欲しいですね。
赤ちゃんはとても歌が好きですから、同じ歌を何度でも歌ってあげれば、有効な一日を送れると思います。

出産のあと、お腹を元に戻すため、美容体操に時間を掛ける事ももちろん必要でしょうが、何よりもお母さんが優しく自信を持って子供に歌って聞かせられるように生まれる前に練習しておくのがいいと思います。
そのための、「お母さんになるためのお歌教室」があれば、赤ちゃん相手の童謡などすっかり忘れてしまわれた方たちのために有効だと思います。

嬉しいことに、ママと赤ちゃんのための音楽鑑賞会も最近は増えてきました。
それはとてもよい試みだと思います。
]しかし、赤ちゃんには身近のお母さんが毎日毎日数時間やさしく歌ってあげたらどんなに喜ぶでしょう。
言葉教育にもなると思います。娘が10ヶ月の頃にはかなり単語が話せたのは、私が娘に向かって一日中歌かお話、又はおしゃべりをしていたからなのかな?と考えたりします。

お母さんが毎日毎日優しく歌い続ければ、必ず音楽好きで心優しい子になること間違えなしです。

育児期間を世界中のお母さんが自信を持って我が子に歌って毎日を過ごしたなら、育児ノイローゼにもならないし、親子の絆がずっとずっと続いていくような気がします。

歌で世界平和、歌で親子の絆が解決するように思えるのですが、そう思うのは私だけでしょうか・・・

コメント

タイトルとURLをコピーしました