今日もパリはどんよりした天気で夕方からは小雨が降っていました。
日本は大分暖かくなってきたのでしょうね。
今日は、県庁に滞在許可証の更新のための必要書類を持って行きました。
ようやく手続きは済み、あとは第郵送で通知を待つだけです。
その送られてきた用紙を持参すれば、滞在許可証はもらう事が出来ます。
今は10年に一度となりましたが、渡仏当初は毎年の更新で忙しかった時の事を思い出します。
県庁にくると仏人の態度にイライラさせられるのですが、やはり今日も・・・
まず総合受付で順番札をもらうのですが、130番の札をもらってすぐ階段を下りて外国人枠の申請窓口まで行きました。
するとすでに電光掲示板に131番と記されています。
今一階で札をもらってすぐ窓口に来たのに何故131番なのかしら?と思いながら椅子に座っていると、番号順ではなく次に電光掲示板には、128番の人だったりまちまちの番号が出てきたのでしばらく待っていたんですが、一向に「130番」になりません。
それで、窓口まで行って聞くと「順番まで待ちなさい!」と怒鳴られるだけ・・・
仕方なく待ちましたがまだ呼ばれないので再度窓口に行き、「130番はあと何人待たなければならないのですか?」と聞くと渋々パソコンを眺めて、「130番なんてリストに載っていないから、もう一度総合受付に行き、新しい札をもらっていらっしゃい!」と・・・
さんざん待たせておいて平気でそういう事を言うので、いい加減にしてほしい、と言い返すと、「もたもたしていないでさっさと新しい番号札をもらっていらっしゃい。早く行きなさいよ!よくこういう事もあるんだから!」と怒鳴られました。
本当にいつ来てもこれですからうんざりです。
こういう場面に出くわすと、日本人のサービスの良さを改めて感じてしいます。
それからやっと順番になり、提出物をそろえて出したのですが、「結婚しているんですか?」と聞くので、「もちろんしています。」と答えたのですが、「何か証明するものを提出しないとダメよ!」と。
「ですから、この用紙の上にちゃんと書いてあるじゃないですか!」と私も腹が立って大声を出します。
そしたら、「ああ、ここに・・・本当だわ。書いてある書いてある。じゃあ、これでいいのよ。」と何もなかったようにケロッと答えます。
自分の間違えに対して全く謝ろうともしないで、怒鳴るだけ。
間違っていた事を認めても知らんぷりしてごまかすから、たまりません・・・
国民性という事なのでしょうが、道徳の意識が日仏随分違うと思います。
たとえば、今回パリのシャルル・ド・ゴール空港での荷物がベルトコンベアーに乗って流れてきたので取ろうとすると、さっと周囲から男性3人が寄ってきてくれて、荷物を取ってくれました。
周辺には日本男性の方のほうがはるかに多かったのですが、私の荷物を手伝ってくれたのは、全員が仏男性なのです。
荷物を持ってくれたり、ドアを抑えて先に通してくれるのは、フランスの学校には「道徳」の授業など何も存在しないにも関わらず、幼児期からしっかりレディファーストや女性を助ける事は身についているのです。
ところが、県庁の受付やお店にもよりますが、威張り腐った腹立たしい人たちが多いのはなぜなんでしょうね〜
自分が間違っても謝らないというのは、どうにかしてほしいと25年間思い続けていますし、周囲の仏友人たちにも言いますが、「これがフランス人なのよね〜」で終わりですから、これから先も変わらないのでしょうね。
とにかくそれでも手続きは無事に終わりましたので、ホッとしました。
「お国柄」って本当に面白いと思います。
今日は、「フランスに戻ってきたんだな〜」という実感を味わった一日でした。
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