皆様、お元気でいらっしゃいますか。
レ・クロッシュリサイタルは無事終了しました。
多くの方たちが応援をして下さったお陰だと思います。
この場をお借りして、心よりお礼申し上げます。
福島公演は、須賀川市の公民館で「童謡の会”カナリア”10周年記念企画」コンサートとして開催して下さいましたが、前回は2007年の公演でしたから、震災の前でした。
震災を挟んで10周年を迎えられた事、会員が150人もいらっしゃるとの事で、本当に驚きです。
その折には、須賀川文化センター小ホールでさせて頂きましたが、震災により、須賀川市役所が使えなくなりましたために、文化センター小ホールが市役所として使用されています。
そのために、公民館しかコンサートに利用できる会場がないとのことでしたが、こういう中でのリサイタル開催ですから、特別な意味を持ったコンサートでした。
再来年には、新たに市役所が建てられるそうで、活気が出ることでしょう。
今でも活気に満ちた町ですが、皆、苦しさを乗り越えられた、自信に満ちたお顔をしていらっしゃいました。
主催者のお宅でお茶を頂きました時に、家の中の地震被害を目の当たりにし、まだ傷跡があちらこちらに残っている事を知り、東北の方たちの強さに感動致しました。
危機一髪だったという実際の体験話を聞き、背筋がぞっとしました。
コンサートとは別に、須賀川に足を運んでよかった、と心から思いました。
3歳の孫も地震の恐ろしさが実際に見聞したことで幼児なりに体験をさせてもらったようでよかったです。
東京に帰ってからも、コンサートの話よりも、須賀川は地震のために家が崩壊したり、物が落ちて壊れた話を神妙な顔をして話していました。
沖縄の事、広島や長崎の事、そして3.11の震災の事など、ずっと忘れずに後世に伝えていかなければならないことが沢山ありますが、実際に被災した方たちの体験話を伺いますと心が痛みます。
私は、素敵な友人たちに恵まれ幸せだといつも心から思っていますが、福島公演主催のE先生に知り合えた事は、私に取りまして、最高の宝物です。
「後藤新平」先生(1857〜1929)は、須賀川医学校ご出身ですが、驚くべき人で何役ものお仕事をこなした方です。
E先生は、後藤新平先生の精神を受け継いでいらっしゃいますが、本当に素晴らしい事だと思います。
見習いたいです。
まだまだ後藤新平先生の生い立ちや信念やお仕事内容などを詳しく学びたいと思います。
素敵な方に知り合える事は、すべてご縁だと思いますが、これは幸運に生まれついたからなのでしょう。
今日は、ヨーロッパアーティストの片腕になってくれている3人とランチを共にしました。
話が弾みすぎてあっという間に5時間半が経ってしまいました。
私たちの話は、途切れる事を知りません。
音楽の話、音楽教育の事、もちろんサッカーの話もしましたし、各家族の話題など、色々情報交換をして楽しいひと時を過ごさせてもらいました。
ところで、今月16日は結婚記念日でしたので、家族に祝ってもらいました。
もう35周年なのですが、長いような短いような…
丁度コンサートツアー中でしたので、来月8日〜11日まで、那須塩原 & 那須高原でゆっくり温泉と美味しい食材を頂いてきます。
今月28日からは、母を連れて亡き父が大好きでした軽井沢の別荘に、実姉と実弟と行きます。
そして、7月29日には、3ヶ月振りにパリの家に戻る予定です。
夫は、7月から完全退職します。
ただ働くだけの人生では気の毒ですので、自分の好きなことを全うして欲しいです。
私自身の環境も変化してくると思いますが、今、もう一度自分の生き方を見直すきっかけになることでしょう。
連れ合いと共に長生きしたいですが、自分を見失しなわないよう、再度生き方を考えてみたいと思います。
親族、友人、尊敬する方たちと共に、幸せな人生と送りたいですね…
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