私の幼友達・・・

今週は少し気温が落ち着いているようですが、如何お過ごしですか。
もう8月になりました。
夏休みに入り、駅に出ても、デパートに行っても沢山の子供たちで賑わっています。
活気があることはいいことですね。

今回は日本の滞在期間が長いせいで今まで出来なかった事が色々出来ています。
嬉しい出来事もあれば悲しい出来事もあります。

今週の日曜日に、私の友人Kさんのお見舞いにRさんと行きました。
Kさんは、私の幼友達です。
小学校と中学校の時には、いつも一緒に通学していました。

私は背が低かったので、Kさんはお姉さんのような存在でした。
学校から一緒に帰ると、仲良く学習塾にも通いいつも一緒でした。
学習塾では夏休みの旅行にいつも一緒に参加して、とても楽しい思い出がいっぱいあります。
そして毎日よく一緒に遊びました。

母同士でかわいい生地を買ってきて、かわいいお揃いのスカートを作ってくれました。
大学に入っても家に泊まりに来てくれて、私のお料理をいつも美味しい!と褒めてくれました。

結婚してからの一時期、ご主人の勤務先がスペインのマドリッドに住んで、フランスの隣なので、電話でおしゃべりをしていました。
子育て中でしたので、いつも子供の話が中心でした。それが、40代半ばで突然襲った脳腫瘍・・・
左脳の手術は成功したものの、右にも転移して今ではご家族の顔すらも理解できなくなりました。
手足も動かず、流動食を何とか食べさせてもらっています。

理解力がある時は誰にも会いたがらなかったので、結局私の事が理解できなくなってからお会いすることになってしまいましたが、いつも頭のどこかで心配していましたので、今回の帰国の折にお会いすることが出来たことを嬉しく思います。
府中方面の施設に会いに行きました。

ご主人のK君も中学の同級生なのでよく知っていて、久しぶりにお会いしました。
ご長男が小4でご長女が小1の時に発病したとのこと。
今はご長男は就職し、ご長女は大学2年生で法科を専攻しているそうで、本当にきちんと子育てをなさって素晴らしいことです。

Kさんは、何も分からないという事でしたが、私が話すとじっと見て瞬きをしていたので、一緒に行ったRさんは、
「声を聴いて反応していたわ。特別な仲だったから声を覚えていて、分かっていたわよ!」
と言って下さいました。
私も何かテレパシーだけはお互いに通じあったようで嬉しかったです。

50年以上生きてくると、本当に自分の周りで色々な事が起きてきます。
そのたびに、「人間とは・・・」「一生とは・・・」「家族とは・・・」と色々な事を考えます。

とにかく皆が健康であったら、何も他にはいらないです。

今日は辛い話になってしまいましたが、どうぞ皆様、楽しい夏休みをお過ごし下さい!

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